2020年1月31日金曜日

Jackie Extreme,

きのう。
Jessica Foreverをみて、たまらず感想をがっつりかいたけれども、ネタバレでしかないため、東京の公開が終わったらアップします。


最近は。
労働もしくはライブから帰ってからごはんを食べ、星川を寝かしつけたあと、音楽ききながら、つねに文章を打つ姿勢になっておいて、それが終わったらアニメかなにかしらみて眠る、っていうサイクルができてきたので、このままつづけられたなら。
あまりにかかなすぎたので、語彙が抜け落ちてしまって、説明するのにすごく苦労するし、このままだとちゃんとながいレビューだとかかけないので、リハビリ。つづけてればまた戻ってくるかしら、語彙。


Spotifyが。
Avyssのプレイリストをきくか、CDをかうことはないだろうむかしの曲をきくかっていう二択な使い方しかできてなくって、あたらしい音楽で気に入ったものはやっぱり買ってきいてしまうっていう、ちょっともてあましてるかんじがあるけれど。

Himeraをきいてて、脇にでてきたJackie Extremeっていうのがアイコンで気になって、きいてみるとおもしろくって。
Le様がでてたときのマサカーでKenshiにあったとき、Bandcampみたら買ってらっしゃてるのみたんですけど、あれいいですよね、っていうはなしをされて。

なにものかわからなすぎる。いまのところすべてが90末00始めくらいなCG感の姿しかでてなくって。
Bandcampだとアメリカってなってるけれども、アメリカ在住アジア系なのかしら。
変調声なんで、なんなら女性かどうかもわからない。
MV作ってるひとのInstagramをみてたらアジア系っぽい女の子といっしょなのがちらほらで、そのひとなのかしら。
曲でけっこう自分のなまえいってて、架空のキャラクターっぽくしたててて、そういう匿名感がおもしろい。



CG加減からそれくらいのリバイバルな、っていうかんじかとおもいきや、全体的にひずんだトラックにのった変調声な曲はポップだし、なんかよくわからない勢いがあっていい。

データで買って、そのあとにサイン付きのCDが売り出されてて、データで買ったあとでものがでるパターンはくやしい。
なにものかわからなすぎて検索したら、唯一でてくる日本語がAvyssの去年末あたりのプレイリストの曲目のところで、やっぱりはやいなとおもったり。DJ巫女のときもそうだけれど、ほかきいてるひととかフォローしてるひとみたらlIlIさんいて、はやさが。


2020年1月29日水曜日

V.A. “Partisan” (Circadian Rhythms Recs.)とかほか年末コンピレーション



V.A. “Partisan” (Circadian Rhythms Recs.)
きょねんの秋ころにAvyssの記事で知って即注文。


まえはデータが注文なときに手にはいっても、ものが届くまでがまんしてっていうムダなおあずけ修練をくりかえしてたけれども、最近はデータできくのになれすぎて、即きいてる。そんだからけっこう日にちがたったものってうすぼんやりと忘れるよね、ものが届くの。
でもこれはもので買ってよかった。裁縫キットがついてる、ってなってたけれどそんなことも忘れてた。どんなんやねんとかおもってたけれど、かっこいい。ジャケットの雰囲気にあわせた糸の色と、その糸を巻いてる厚紙が星型だったり。
いまはカセット自体がもうふつうなので、こういうのにときめく。


全体的にガチなジャングル勢。
はじめのほうのTim Reaperのトランス感、Hamilton Scalpelの声のコラージュがおもしろい。
そのなかでAcreの鳴りのよさ。Hyph11Eだけがなぜかビートなしで粒子のあらい霧がおしよせてくるような曲で。
CloudsってOpalのときあたりからはやい強いで大好きだけれど、いまやすこしおだやかにきこえてしまうくらいにはこんなんばっかりきくようになった。でも声づかいとかがやっぱり変で好き。
Flora Yin-Wongがゆったりめですかすかで浮遊感あって異質でいいな。




BNCのはじめころに、いまはデータだったりサブスクリプションおおいから、アルバムできくことよりも曲でっていうのが増えてるし、ほんといろんなおもしろいひとがその場所っていうのだけでなくつながれるから、コンピレーションとかけっこうきくし、よいのもおおいっていうはなしをしたんだけれども、きょねんもそうだったな。



年末から年明けになフランスのパリ郊外ドランシー拠点Parking StoneもOdete、Rui Ho、Organ Tapes、Corin、Via App、Baby Blue、Chino Amobii、Torus、QUALIATIKっていう濃さ。ドランシーになにかあるのかしら。ユダヤの収容所あとくらいしかおもいうかばない。







あとはパリのHIGH HEAL。2019年ベストな人選。Odete、Anima、CORIN、Tendre Ael、Shu Shuなど。
ドランシーもパリからRERでゆけるくらいだし、Casual Gobberzもあるし、パリはまたおもしろいのかな。


2020年1月28日火曜日

Liga Do Vento Divino “Markova Digital”


Liga Do Vento Divino “Markova Digital”
すこしまえにかいたけれども、ブラジルのLiga Do Vento Divinoっていうハードコアテクノレーベルにたどりついて、DJ LoserやPenelope's Fiance入りなコンピレーションMDがちょうど15枚ででてたので、Bandcampとかないんで直接メールして注文。もしかしたらギリシャとかなんじゃあないか、Live Adult Entertainmentまわりかしらとかおもってたけれども、ちゃんとブラジル、リオデジャネイロからだった。
ジャケットというかシールの部分が告知でみたのとぜんぜんちがって、こっちのなまえかいててうけた。


年明けたくらいにレーベルのInstagramがなくなってて。YouTube、Discogs、Instagramしか情報がないっていう。で、年末、年明けにふたつもリリースしてて。そのうちひとつがDJ巫女ってなまえで、アルバム名が “ひきこもり⭐︎スタイル” って。Soundcloudはアメリカってなってる。どこのひとなんだろう。誰かの変名なのかしら、とかおもってたらInstagramあって、日本の古いアニメやら同人誌っぽいものあげてて、気が合いそう。リリースからすこしたってしまってるけれど、まだあるかしらと連絡はした(返事はない)。
Live Adult Entertainmentもいまだに買えない。DJおやすみが誰か問題はたしかあのころ解決してた。



DJ巫女からここへ。


2020年1月27日月曜日

2019年、わたしは41歳だったから、2019年の41枚

もう。
すでに1月が終わろうとしてるんだけれど、いまさら2019年、わたしは41歳だったから、2019年の41枚。
やっぱり年末にあせってかかないとずるずるといってしまい。曲は選んでたけれど、リンクをひっぱってくるのと、ひとことをかくっていうので時間と気力がなかなかで。
Triad Godも選んでるし、Chinese New Yearなタイミングということで。アルファベ順。



1.ava* “blush” (Absurd Trax)
ベルリンんava*けっこう年末だけれどいま好きなかんじおもいきり。12月はすごくきいた。年末のほうが印象強くなるのはしようがない。はじまりから一気に世界が広がる感じ、フィールドレコーディングと、電子音、うっすらとひろがるノイズとそこからかすかにはじまるリズムのようなものと、全部好き。ジャケットも本人がっていう。
このあともAbsurdたくさん選んでるけれど、ほんとよいレーベル。そしてDARK JINJA、はやすぎる。




2.Angel-Ho “Death Becomes Her” (Hyperdub)
全曲いい。この年の後半のHirakishあたりにつうじてくるかんじ。あの日S-Leeくんもかけてたりとか。Baby Teeがめちゃくちゃに好きで春ころまでずっと店CDでかけてたな。これだけまっすぐR&B曲から叫びまくった混沌、ベースの音がうごめくのがほとんどな曲とか、ポップなところとエクスペリメンタルなところのふれはばすごい。




3.CORIN “Manifest” (Bedouin)
Phineryあたりのアンビエントのときが印象強くて、ここ最近参加してるコンピレーションの曲だとかなり変化してきてるなとおもってたら、ジャケットや映像も含めて徹底したサイバーパンク。反復するシンセのフレーズがたまらない。玉名マサカー、Sexualnoiseでのライブもシンセ弾きまくりですばらしかった。フレーズの反復なんで弾かなくったってともおもうけれども、やっぱりライブで弾きまくりなのをみると心持ちが高揚する。ju caとはもちろん、FelixやPtwiggsあたりともつながっていて、その時々でジャンルとかは違ってきてもオーストラリアには常に好きなひとがいる。



4.CVN “I.C.” (Orange Milk)
東京いたときよりもむしろよくあうというか、ことし星川以外のひとで会った回数おおいひとってカトーさん、LSTNGTとHegira Moyaにつぐくらいっていう。まずAVYSSが尊すぎる、あれほぼほぼひとりで更新してるのがすごすぎる。CVNとしてアメリカツアーも成功させて、東京でもライブはけっこうみられたし、わたしのうちにもきてくれた(わたしはいなかった)。ライブでは去年秋くらいからガバとかまでふりきれてきてるけれど、アルバムはおもいきりポップだった。そのなかでLSTNGT、Rottenlava、Le Makeup、CemeteryにNTsKi参加と、あとで舌下玉名ラーメン展開と、まわりのおもしろいひとひきあげてくる、しごともメディアであり作品も海外のOrang Milk好きに日本のひとを紹介するメディア的な役割もあったり、実際にそれぞれの個性がしっかいでていてとおもしろかった。ひとりの曲はもっとえぐいかんじになってるかとおもったら、音と音の曲がたっぷりだったり、そこにふわりと降り注ぐ光のような音だったりと、これにもはいってる2018年のCD特典なカセット網膜にあった心地よさ、なんていってると舌下のガババージョンまでと、変幻自在で、それでいてすべてCVNの音っていう。



5.Dasychira “xDream”
Yikkiとともにことし続けて曲たくさんだしてて年中きいてた。MalibuにBaby Blue、Embaciが参加だしJesseマスタリング。ストリングス音色なところに、はちゃめちゃな打撃。かわいい悪夢感が加速してる。2019年秋のマサカーの濃さ。ライブだと主にPushで流しっぱなしなところにあわせてパッド叩いてて、叩くひとイメージ。LSTNGTとも共演っていうのがうれしい。




6.Dis Fig “PURGE” (PTP)
PTPがかなり濃ゆくしぶくなってきたのでこれ以降ディスクユニオンにはいれば買おうくらいでとまってるんだけれど、これはJカードもふくめて最高。はじめのほうの高いブラスっぽい音とか、ハードコア展開、声のループ、静と動にと、緊張感が全体にあっていい。マサカーにも出演。客のどまんなかつっこんでくる系。ほんとここらへんのひとがいいタイミングでみられるようになってて、HOJOさんとカトーさんにはほんと感謝しかない。




7.DJ Loser “Urban Survival Anthems” (VEYL)
Clan Destineからだしてたりと、いまみたいにハードコアテクノ、っていう意識がないままきいてて好きだったDJ Loser。これはジャケットも最高。車なJカードのカセットってハズレがない気が。いや、そんなに持ってないので知らんけど。わたしの性格は浅はかなんできくものがほんと移行してゆくんだけれど、2018年にはハウスがきけなくなり、2019年になってからは中途半端な強度のテクノもきけなくなってきて、現時点ではMalibuくらいの穏やかさか、振り切れた速いもの、みたいになってしまってて、ずっと追ってたDJ Loserがおもいきりあう。年末にはマサカー記念会出演でのDJも最高だった。




8.DJ NJ DRONE “The Cold Habit” (MIND CLUB)
いまいち、というかほんと誰もふれてないくらいなんだけれど、待ちに待った新作。前のPTPからのが好きすぎて。抜け落ちてゆがんだトランス。今作も完全になにかしらが欠落してゆがんだ世界。まえはトランスっていうかんじがあって、ちょうどLorenzoのそんなかんじのDJきけたりと。今作はもっとシンセ自体の音が変異暴発しつづけてるような。攻撃的な音の暴発と、その暴発した音のゆがみぐあいで踊ってる膝がへんな方向に曲がって折れそうなかんじ。




9.Dove “irrational” (PURE VOYAGE)
2018年のデビューEPからすばらしかったけれど、ことしもめちゃくちゃによかった。2曲目のLe様ってかんじのギターな音もよいし、声もいいし。すごくパーソナルなことを歌いながらもじっとりとこない言葉選びな歌詞も好き。今作は本人プロデュース曲もあって、Cloneとかことばにならない深淵まで垣間見せたりと幅もひろがってきてて。AVYSS前夜祭のときのLe様とのデュエットがほんとしみたし、ことしもたのしみ。



10.Drain Gang “Trash Island” (YEAR0001)
Bladee、ECCO2K、Thaiboy Digital。がっつりこのあたりを好きになっていちいちリリースされたのきいて、それぞれのソロのアルバムをベストにあげてもいいんだけれど、3枠つかってしまうし、みんな集まってるものを。年末にBladeeみられるとはおもわなかったし、マサカーでECCO2Kと同じ日になまえ連ねられたのは記念。欲をいうならいっしょにくればよかったのにっていう。労働だったのでYong Shermanきけてないので、ことしはまたなんかがっつりやってほしいな。



11.E-Saggila “My World My Way” (Northern Electronics)
毎年ベスト更新してくる。DJ Loserのところでこれまできいてたかんじのインダストリアルなテクノもきけなくなってきて、ってかいてるけれども、E-Saggilaはそこ突破して1曲目からガバかましてきてる。しかも話し声サンプリングのなかからトツゼンに暴走っていう、らしさ。ずっと好きなひとって、変化あってもしっかりそのひとらしさみたいなのがにじみでるかんじがあるひと。ここ数日のイランとアメリカのぎりぎりなかんじのニュースをみてて、そのたび真っ先に頭に浮かぶ。中国まできてたので、今年は日本にもよって。




12.Elvin Brandhi “Shelf Life” (C.A.N.V.A.S.)
2018年のOpal Tapesからなリリースで知ったYeah Youの娘のほう(実際に父娘なのか、ちゃんと検証できてないけどそうかいてるところもあるし、そのほうがおもしろいのでそれで)。チープな父親シンセがぎりぎりに保っていた枠をひとりだとおもいきりつきやぶってて。真っ暗で広い空間のなかを、叫び声と唐突な打撃とノイズ、電子音が思わぬ方向からつぎつぎとぶちあたってるかんじでたのしい。Shelf Lifeって文字がそのままビニールテープでカセットのケースにはられてて、ケースが開かないところも最高。C.A.N.V.A.S.はコンピレーションCipherもよかった。



13.eva01 “Oskerushe” (Bio Future Laboratory)
チェコBCAAのeva01。グリーンランド? のBFLから。この周辺も引き続き好きで、これはずっときいてた。なんか2019年後半はチェコのことばかりきになってた。Krovkyの中盤声が浮き上がってくるところが特に好き。



14.Fire-Toolz “Field Whispers (Into The Crystal Palace)” (Orange Milk)
最高。Orange Milkらしさの集大成のような。ヴェイパー、サンプリング、コラージュ、そしてメタルな展開とやりたい放題でありながらポップ。Giant Clawばりのヒットだとはおもうんだけれど、日本ではそこまで騒がれてないかしら。TTWKが大好きだったので、彼みたいなひとがやっぱりバイヤーとかでどこかいて発信しないとっておもう。Nonlocal Forecas名義のもよかったしヴェイパー界隈だけできかれてるのもったいない。ライブみたい。



15.Hegira Moya “Palace” (Longform Editions)
並んでるひとみるとかなり豪華メンツなPreservationのあとレーベル。2018年から20分曲つくっててたいへんだ、っていうはなしをきいてて、ようやっと。トロントで旅立った高橋さんホームライブで曲の1部ですっていってはったり。闇から静かにこぼれ落ちる光をながめてると4分くらいでは突然の目の眩むような強い光、その先の穏やかな世界。こっそりと響く謎低音が面白かったりしたあと紡がれる音が感動的。何年もまえから1年のうちにライブ会場でばったりあうひと上位3人にいつづけてるけれど、常にマイペースでいてすべてにいい距離感があってかっこいい。2019年は骨折から復活靄まみれすぎてなにもみえないライブとか、動けばすべてが強い印象っていう。2020年もたのしみ。



16.Himera “Fragile” (Gin&Platonic)
これだけ2018年リリースだけれどどこのベストにも選ばれない12月リリースだし、知ったのがここのレーベルのほかのを買った2019年後半だしで選んだけれど、許してください。11月と12月のありだはいっとうきいた。ブログにかいたexeファイルを開いたら蝶が飛んでてそれをクリックしたらまた違うページにとんで並んでるクマをクリックしたらYouTubeで音源きけるレーベルもやってたり。ラトヴィア出身ロシア系でアイルランド在住。トランスの過剰な部分だけ抽出してクラシカルな音にのせてくるかんじ。カセットで欲しかった。年末マサカーでDJのときに最後にって用意してたら時間切れだったのでつぎどこか呼んでくれたら真っ先にかけたい、わ。



17.Iku “Iku” (AMEN)
Genot CentreからのカセットがよかったJohanna OderskyのIkuがKeita SekiharaもだしてるオーストリアAMENから。ピアノとギター、ストリングスにエレクトロニクス、うっすらと声っていうすこしそれたら渋谷WARSZAWAなころにおもいきりきいてたあたりにも近い音づかいだけれど、ちがうのは6曲目あたりのギターのかんじと歌のメロディ。こういうバランス。2019年後半はこういうかんじが好きで、AngoisseからのHarpeyとかもよくきいた。



18.IVVVO “doG” (Halcyon Veil)
前半ベストってかんじ。高速で螺旋を描く展開がおおくって、きいてると常に意識がとぶ。おもいっきりひねくれてるけれどポップな印象が残るのすごい。Maxwell Sterlingとの曲あとのほうのが、声の積み重ねと終盤のこれでもかな圧が好き。Halcyone Veil集大成感あった。




19.Kenji “愛の響き” (Absurd Trax)
夏にいきなりSNS、SIM、レーベルが消えてしまって、置き土産なカセットになってしまった、とおもったら年明けに映像で玉名ラーメンとからんでて最高。参加してるNataliaもかいてたTiny Mix Tapesが休止したりと、このあたりはなにかしらみんな一回休みときだったのかもしれない。MANA MASSACREのときに韓国語のドラマかなにかのサンプリング、かとおもったらJiyoung Wi声で、この曲がおもいきり好き。あとAbsurd Traxはすべてよかった。うちにKelvinとT0C1SきたときANNAのカセットもらったりとか、マウもだしたし。



20.Le Makeup “AISOU” (Pure Voyage)
出すもの出すものすべていい。ローを切ったギターの小気味良さとか全体の乾いたクールな音質と、エンドロールからの曲自体のあたたかみとがいいかんじであわさってる。最後のハープな音色と変調声とかおもしろいし。すごくマイペースというか、どこにも所属せずにしっかりじぶんの居場所とつくってゆくあたりもいいなとおもう。2019年はライブにDJにと東京でけっこうな回数みられたし。マサカーのときラップまではいかないかんじでことばをはやくつむいでゆくかんじがあって、Gummyboyのプロデュースもしてたりだったし、ことしもたのしみ。




21.luxxuryproblems “Inhale, Aerosol, Recovery (Non Sequitur)” (SPA)
ケルンのSPAから。衣服ジャケットからして最高。それぞれの曲のなかでもパートがわかれてて、ゆったりとした声サンプリングからはじまり、そこをきりさいてゆくような打撃とか、さらに高速なビートとか、アンビエンスがそれぞれの曲の中で展開。いろいろつめこんでるけれど、スマートすぎて嫌味になるかんじぎりぎりな展開でかっこいい。ここのレーベルはUSBなコンピレーションもよかった。



22.malibu “One Life” (Joyful Noise Recordings/UNO NYC)
ただただ美しい景色がひろがる。ほんとここまで穏やかな展開のものをまともにはじめからおわりまできくのがひさびさで、クラシカルなものだったりドローン的なものだったり意識的に遠ざけてきてたっていうのもあるけれども、わたしのなか1周してきたかんじなところに、これが決定的に。型抜かれた2重なジャケットもよかった。



23.Maya Ricci “Ultra” (self release)
Bandcampを見直すとこのEPは非公開になってしまってて、Spotifyに残ってたとおもいSpotifyを年明けてからはじめたけれどもそこからも消えてて、買っててよかった。ストリーミングだけだと、あちらの意向できけなくなる可能性って常にあるので、こわくないですか。Bandcampに残ってる数年まえのとはまったく違ういまはトラップだけれど、歌われてるのがI love Technoとか、Tranceとか、暗黒でけだるいかんじの声もいいし。モントリオールはJesseコネクションでいろいろとしってたりだけれど、こういうのをやってる子もいるのかと。いつかモントリオールいきたいな。



24.NET GALA “re:FLEX*ion” (NBDKNW)
韓国、2019年はLeevisa、Bela、NET GALAがめちゃくちゃによくって。リミックス盤もふくめてNET GALAのEPはすごく好き。クラシカルな音と激しさ、唐突に切り裂いてくるかんじとか、Swan Meatとか好きなひとはもっときけばよいです。夏前、ライブはゆけなかったけれども会えたので、ことしはライブもみたい。



25.N1L“ПОТОП” (self release)
レーベルからのリリースはなくなってミックステープに自主っていうかんじになってるけれども我が道ゆくかんじで、常に最凶。激しいだけじゃあなくってビートも変化していってるし、声の反響だったりサンプリングに、はさまれる静かめな曲の展開もいい。FRKTLとのコンビもよくってFRKTLのミックスが2019年はいちばん影響うけた。



26.Odete “Amarração” (Rotten \ Fresh)
リスボンのOdete。CIRCA A.D.っていうLGBTQコミュニティに参加してたり、そこからコンピレーションだしてたり。そのほかにもHigh Heal、Parking Stoneとかいいコンピレーションに参加していてっていう、好きなあたりでよく名前をみるひとってだいたい好き。リスボンでのBoiler Roomにもでてた。サンプリング多用しながら、けっこうはげしめなビートが唐突だったり、頭のなかではElysia CraptonとSwan Meat中間あたり。映像もいちいちどろっとしててよい。Avyssの5曲のやつでも選びましたん。



27.Plastyq “Artificial Angel” (INTERNETGHETTO)
ARS WAS TAKENつながりで知ったロシアのPlastyq。Quit Lifeといっしょにすごく好きだった。LSTNGT好きはぜひ、ってことばで説明すんでしまうんだけれど。実際にどういうひとなんだかよくわかんないっていうロシアのひとたち。Babyがものすごく好き。ロシアはいまいち線がつながらなくって、点がたくさんちらばってるかんじ。レーベルのINTERNETGHETTOは年末のZaryaもよくってNVみたいにぽんと人気でそう。



28.PRISON RELIGION “BEACHHEAD” (self release)
Chino AmobiのParadisoの曲とか2018年のEPだと叫びまくってみたいな印象だし実際に叫びまくってるけれども、アルバムだから幅がひろがってるのかラップなし曲もあって、5曲目のCoagulation_set//:701-5がいっとう好きだったり。Halcyon Veil周辺は2019年もみんな好きだった。中国まできてたので来年あたり日本にも放り込んでほしい。



29.QUALIATIK “Discarnate” (Psychoid Devices)
リリースはかなりあいてて知ってからはあたらしいのはまったくなかったけれど、ようやっとまとまったかたちのリリース。本人がタトゥー彫ったり、MVにあるようなオブジェつくったりとか、音楽だけでないっていうのもいい。H0lOっていうニューヨークでローカルな場所っていうのとUNSEELIEっていう場所を超えたコレクティヴに参加してたりっていうどちらのよさもあったり。ライブがとにかくよかった。サンプラーとパッドつかって客の真ん中突っ込んでいってうたってた。Swan Meatもそうだったけれど曲もいいし、ライブもいいしっていうのはすごいな。



30.Queimada “Eremocene” (Gin&Platonic)
チェコのGin&Platonicからベルリン在住イタリア人Marco Colossi。変調声コラージュ、物音のようなビート、そういうかんじから誰が歌ってるかわかんないけどルグランのOnce Upon A Summertimeにはいっていったりっていうコラージュと音響のおもしろさ。



31.Quit Life “Total Mind - EP” (YEAR0001)
LSTNGT好きにはたまらないとおもうし、AVYSSの2019年の5曲にLSTNGTがあげてた。ブログはたまにしか更新しなかったけれどそのときにもかいたくらいには好きなんだけれど。そんなこといいながらききだしたらはじめはけっこうノイジーで混沌。そこからは至福なトランス。タイトル曲のスクリュー声にシンセの3連符のスクリューからはやくなったりとかたまらない。YEAR、ひっそりとものだしてるんでこれも出しててほしいな。


32.Rui Ho “In Pursuit of the Sun 逐日” (Objects Limited)
かなりはやめなんだけれど、全体に流れる陽気さと軽やかさがたまらない。店BGMのCDを月3回くらい更新してるんだけれど、やっぱり古本屋なんではやすぎなのははずすくらいの常識はもってて、でもRui Hoは全然いける。そしてしっかりアジアな音のつらなり。もっとひろくでいうと低音やキックをなくして上音だけで軽やにからだがうごくかんじ。もしくはハードすぎるかの極端さなところがいまは好き。ことしあたりWWWβらへんにきてくれないかしら。




33.Triad God “Triad” (Presto!?)
これはもう全員が好きだったやつだからかかかなくっても。Palmistryも年末みられたし、次はTriad Godもつれてきて(絶対にこなさそう)。




34.Varg “Evanescence (A Love Letter)” (Posh Isolation)
もうPoshは…とかいってるやつはダメだとおもう。これカセットでだしてくれるのがうれしいし、Jカードもよいし、BladeeやらCoucou Chloe参加してるし、FLORA曲も最高だし。ちょこちょことVarg買いながら、世間ほどにVarg好き! っていう時期はなかったけれど、この取り入れ感は最高。PoshはKhalilH2OPもよかった。Vargは年末に喧嘩してておもしろい。本気で喧嘩したらVargが勝ちそう。




35.WICCA PHASE SPRINGS ETERNAL “Suffer On” (Run For Cover Records)
LSTNGTに教えてもらって1年通してきいてた。Hiphopはほんと後追いだからHegira MoyaとLSTNGTだよりでしたことしも。おもいきりトラップっていうものなかんじも好きだけれど、こういうギター主体でっていうのでラップしてるのも好き。年末のシングルHard Coreもよかったな。Suffer OnのMVをメトロノリが日本語翻訳担当してるのん、本人にあったなら経緯をききたい。



36.woopheadclrms “Asaga Fu an Fumoragu Aria” (Ukiuki Atama)
岡崎の(実はとなりの安城の)天才。ZEUSで久々にライブもみられて元気そうでうれしかったり。CDRハンバーガーっていう、おおよそグルーガンでしぼりだしたつくったからふるな野菜をCDRではさんでるっていう。こういったフィジカルとしてのおもしろさもわかっってるし、音はChino AmobiやらElysia Clamptonあたりの流れを完全に消化共鳴しながら独自なほのぼの感もあったりとほんとすばらしい。ZEUSでみたライブはキックとか低音のない高音のゆらめき。2017、2018はけっこう東京や大阪へ遠征してたけれども2019はひかりのラウンジが主にで。岡崎周辺にとどめてる場合ではない。いや、みんなでひかりのラウンジにみにゆくべき。




37.yeule “Serotonin II” (Bayonet)
一気にかけあがったかんじ。映像もつきぬけててよかった。最後2曲のピアノとおだやかな電子音からのノイズ展開とか、自由でいてすべてポップでいい。カセットで買えばよかったとかおもいながらポスターついてたんでレコードでもよかったです。日本きてたみたいだけど、つぎはライブして。



38.Yikii “Flower's Grave・花之墓” (Genome 6.66Mbp)
Dasychiraとの共作とか仲睦まじさとかほほえましい。今作はかなりハード。ノイジーだしハードコアテクノまで。そこにいつもどおりのささやきヴォーカルっていうおもしろさ。ロシアのCELES7Eのにも参加してたり、ことしは広がったかんじ。Dasychiraにいっしょにくればよかったのにってきいたら、パスポートがいまないとのこと。ことしはパスポートとってきて。Quantum Nativeフェスできるよね。



39.Yuzion “Young Trapper” (luminant entertainment)
Chubei氏が何度かDJでかけててしって、BLOCKでもみられた。リップシンクすらする気がないくらいにおもいきりゆるいライブをかましたり、Instagramフォロワー1万超だったりとか、謎がおおい17歳。Jvcki WaiとかSwervyみたいにラップがめちゃくちゃうまいとかでもないし、個性がっていうのもあまりないけれど、曲がまっすぐめちゃくちゃよいっていう。Laptopboyboyも1曲。この雰囲気のトラップのよさがストレートに。




40.7038634357 “Love Unbound” (Genome 6.66Mbp)
Neo Petalの7038634357がまたGenomeから。そこそこ長尺な2曲目4曲目めちゃくちゃに好き。反復しながらこのあとにだしたSwalowも同じ雰囲気たもちながら螺旋描いてた音がノイジーになってて笑った。このひと、データででたあとでものだしてくるから困るよね。7038634357とかbodを早い時期からだしてたPastel Boidはおもしろかったなとかおもいながら。




41.V.A.“No~one Is an Island” (BCAA)
派手目な背景でDJとかライブとか配信してるチェコのBCAAsystemからなコンピレーション。チェコのこの周辺ってbilej klukみたいなトラップからeva01みないに、いろいろ混じっててたのしいし、このコンピレーションはそれらをひとつの物語にして構成されてる。音楽を探すときって街のシーンを意識しながらっていうのがあって。Genot Centre周辺もいたり。Gin&Platonicもあるしチェコおもしろい。




たくさんきいたもの好きだったもののなかから41。
2019年、もっとトラップきくかとおもったけれどBLOCK休止とともにちょっとおちついてしまった。あと若ものたちがものすごいわーってなってるなかでわーってなる体力がもうなくなったってTYOSiNリリパでおもいしってしまった。でも大晦日から舐達磨にはまるっていう。
カセットテープはぎりぎり100本こえたくらいで、わたしのなかではほんとおちついてしまった。ことしはもっと減るかも。先日届いたPartisanみたいなのがいっぱいでれば、いっぱい買うかも。いまでもカセットのはなしたくさんふられるけれども、店長がこわくって話題になった中目黒の店がでてきたあたりでもうおちついてしまってて、流通のっててどこでも買えるか、おくりつけてくるくらいに話題にならないレーベルのんばかりあつめていまのカセットはとか語るなとか、いまのブームは西海岸が発祥でとかおっきなメディアで適当なことかたらないでほしい、とかいったら怒られるかしら。
年末にエクスペリメンタルな音楽はいきづまってるとかライターやら批評家やらがすこしかいてるのんみたけれど、そんなことなくって、たまたまここ数年人気だったレーベルがおちついてるだけで、いろんな要素がまざって変化してるしこれまでのひとたちも更新していってるしっておもってて、ただそういう批評とかみたいなのではかたりづらいっていうだけだとおもう。じぶんたちが語りやすいことばがみつからないからいきづまってるとかいうネガティヴな発言はいらないな、っておもった。
インダストリアルなテクノあたりもきけなくなった。遅い。もっとはやくて強いか、静寂かってかんじの躁鬱感。
いいかんじでトラップとか実験的な音楽とかがまじってるチェコが好きだった。あとロシア。ロシアはどことどこがつながっててっていうのがみえづらくって、手探りでいろいろみてておもしろい。
あいかわらずアジア圏、アジア出身はもりあがっていてたのしい。Absurdはぜんぶよかった。
マサカーのおかげでいますごくきいてるっていうひとたちが時差なくいいタイミングで見られてて発見がおおい。
サクマさんが東京にいたときよりあっていてびびる。何か気になって検索して、日本語ででるものがAvyssしかないっていう状況。孤軍奮闘してて、頭が下がる。年末の女性率の問題もきっと自然とああいった割合になってるし。自然とそういう流れなところはやっぱり内容もよいっていう。
2019年もLSTNGTとHegira Moyaには世界を広げてもらった。感謝しかないです。
Dylanが日本にいられそうでよかった。
玉名ラーメン、lIlIさん、noripiの躍進がすごかった。ことしもたのしみ。
emamouseがものすごい。海の向こうからわざわざマウにあうためだけにくるひととかいた。いつかはいわないけれども、/fとかきてた。家テープのこときくの忘れた。
2019年もきたJesseとMadisonはことしもきます。親戚感。
ひかりのラウンジにことしもいきたい。あとガーデンさんfri珍さんwoopふくめてZEUSなかんじを東京でやってほしいな。
なんか2019年をふりかえるというかことしのはなしになってきてるけれども、ことしもあと11ヶ月ちょっとよろしくおねがいします、ね。

2020年1月26日日曜日

Hegira Moya、Cecilia

毎日かくつもりが。
労働からかえり油断して音楽きいてNetflixやらみてたらもう寝ないと翌日死ぬ時間になっててまたあいてる。
きいてるもののこともあるけれど、ライブのことは全部かくっていうのがことしの目標なんで、すこしおくれてもかきます、ね。

1月22日水曜日のK/A/T/O MASSACREのこと。

19時すぎにはもうフォレストに。はじめっからたのしみすぎて。
まずはsoujくんΨυχήってこれブログに反映されるだろうかな文字。pal@pop序盤になってなつかしさ。
なにかしらなときにDJをきくきかいがあるけれど、激しい展開もありながらもっとバンドっぽい音のがおおかったかんじでかっこよかった。最近どのあたりきいてるとかいうはなしもきけてよかった。

李ペリーさん。ミステリアスな弦楽器的なものはじまりとか、引き出しすごい。
ひとがおおくなってきたのとご飯たべにで外へ。いつもこういうとき駅出てすぐわきのカウンターだけの店の油そば食べてたべてたんだけれど、タピオカ屋になってしまった…
もどってきたらひとがさらにおおくなってアンビエントをきくのがつらい。背丈2メーターくらいのひといて、あぁ、Spencer Klarkやんとおもいながら。Jesse友達のIku SakanさんもきょねんJesse見送りに行ったとき以来の。

Hegira Moya。きょねんのDiscipline、というかおととしのマサカーもそのとしベストくらいなライブだった。
ことしのHegira Moya初め。今回はギターなしセット。
もうInstagramでだいたいかいてしまってるけれども、いつもどおりなはじまりからかなりの音圧、ノイズとはまたちがった、ハードコアテクノ凝縮したような音の暴発があってびびった。そのあとPalece中盤でもなってたどーんってキックの音が響いてたり、どんどんとこゆくなるスモークのなか、黄昏なメロディがのせられてと、最高だった。Bushbashの復活祭りのときもこれまでの曲にところどころ攻撃的なアレンジがあったり。ほかのひとのストーリーでみたけれど、金曜はその暴発なところがもっとながくやってたのかしら。金曜もいきたかった(Ultrademonからほか誰がでるかしらないままDJのお誘いあったけれど労働で断ってしまった…)



Cecilia。
CDJとマイク、そして映像。
Halcyon Veilからなルバム曲もやってくれてたりしながら、あいだに日本語のなんなんだろう、変調声で、わたしは勃起する、っていうのがくりかえされるのがながれて。展開は変調されたりな声とあわえてうたったり、けっこう叫び目だったり、妖艶に踊りながらだったり。海外の映像だとガチで踊りながらのやつもあった。英語、フランス語とあやつりながら、モントリオールにいたひとのかんじ。唐突に暴走するビートだったりクラシカルな音だったり、アルバムであった世界がけっこうそのままでよかった。
森、馬、本人、あとベッドから転げ落ちるひととか。フォレストは映像が暗いのだとみづらい、というかわたしの頭も常に写り込んでしまって。広さ的にどうしても限界はある。
最後、こんどのアルバムからの曲で、レゲトンとかいろいろと説明しながら。それがアンビエント質なところに歌のリズムはレゲトンみたいな、独特な。
最後ユウくんとの転換なときに流してた曲がすごすぎて、なんだったんだ。



Yu Yamashita。
DJきくのほんとひさびさ。一時期はマサカーにもよくきてたけれど、こちらがBLにあまりいかなくなったり、ユウくんが店長になってしまってからはひさびさにあえて。
はじまるまえに、いまどんなんきいてるっていうはなしをして、こちらはハードコアテクノとトラップと、真逆に静かな音っていうはなしをしたら、そうなりますよね、っていってて。はじまってみたら、ガバにハードコアテクノ。カトーさんがABCガバ最高って言ってて笑った。しかも全部レコードでやってて芯が通ってる。
まえもだけれどもりあがっておわらなくって、終電な時間。

Ceciliaとすこしはなせて、Jesseに写真をおくって。そんなことしてたらあと1分で終電っていう。思い切り走って滑り込んで。そしたらAyaちゃんといっしょな車両でひさびさはなしながら。

けっこういろいろひとにあえてうれしかったし、でもはじっめから終電までいると体がしんどい、わ。