2017年6月16日金曜日


Anom Vitruv “Untitled”
Total Stasisからな2枚目。まえのもテクノだかなんだかわかんなくってこわくて好きで、ひっそりと2枚目だしてました。猿? かとおもったら子山羊? 10インチ。
今作も意味わかんなくって好き。

A面。
こまかく弱いギターの音、遠くでなる工事現場っぽい音、そこにきれいな女子コーラスが重なってきて、さらにどこか南米奥地感ある音のつらなりもだしてきて。そして場面はかわって、ヒップホップな雰囲気電子音をかわいくつらねたところにすこし低音にしたラップがいっしゅん。そしてこのラッパーは殺されましたね、即。鳥声がきこえるなか、おもいっきり中東方面のお経なかんじの声(これもすこしピッチさげて低くなってる?)が彼の成仏を祈ります。そこにうっすら打撃と、シンセなドローン。

B面が、女子の会話から、トツゼンにブザーなのか車のエンジン音なのかがふくれあがってきて耳と精神がつらくなり、そのあとにかさこそ物音フィールドレコーディングと、転がるようなミニマルなピアノがささやかになってっていう、過剰な暴力のあとのやさしさがしみます。DV感。

Total Stasis、たくさんださないし、まえへまえへとがつがつしてないけれど、RamziにElysia Crampton、そしてこのAnom Vitrubと、エクスペリメンタルよりすぎないものすごくいい立ち位置で好き。


なまえでたからついでに。


Elyria Crampton “Sports Y Escupitajo”
日本に入った途端に異常に高額になるVinyl Factoryから。Toxeにこれにとよいのんつづいてる。
構成がものすごい。A面、なんというかサンプリングなもとって全然わたしはわからないんだけれど、Club ChaiからなOrgan Tapesの曲でつかわれてるのとおなじ笑い声のやつとか、ほんとそのサンプリングないっしゅんのみが、8連発っていう。
そこから車な音と銃撃、そしてジャーンって登場するような音(この音好き)がシンセな音とパーカッシヴな音と重なって、そこからおおよそボリビア? な音の連なりのギターな音色と弱いシンセのふらつく音と重なる曲。

B面のはやっぱりはじめがサンプリングのいっしゅんのんから。そしてゲーム声なポエトリーリーディングと飛び交うビームな曲、そして中盤からミニマルなピアノ曲で、ときおりむーんってエレクトロニクスなのが重なってくるかんじで、それがめちゃくちゃによい。はやくなるところ、音数おおくなるところで、むーんとかさなったりとか。
そして最後はお祭り感ある音の洪水があわくなってるなか単音なのつらなりな。

すこしまえのライブな写真とかが、肩からかけるキーボードもってたりとか、かっこよすぎるので、日本にもきてほしい、な。


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