2018年4月28日土曜日


ついにとうとうようやっと!
このときがきました。
Orange Milk RecordsのGiant ClawことKeith RankinとSeth Grahamが来日します、ね。
3年、いやもっとかもしれない、食品さんにあうたびに、KeithとSethそろそろきますよ、ほんとそろそろきますよ、いや、こんどこそきますよ、ってはなしをきかされてたんだけれど、こんどこそほんとうに。

ここ2年くらいのあいだにCVN、DJWWWW、Koeosaeme、Toiret Statusほかたくさんな日本の方もリリースされてて、さらにそこからつづくようなWoopheadcrlmsにfri珍さんとかも各地で活躍しててと、迎える体制としてはほんとうに最高な時期。
Keithたちがまいた種をしっかりとKenjiくんやらサクマさんたちが育てていってしっかりとした土壌ができてっていうかんじ。大阪にはPOWにナイスショップスーが、岡崎にはひかりのラウンジ、そしてJesse Osborne-Lanthierもゆく福岡ではToiret Statusが(KENJIくんはでるのかしら)。そして東京は最近攻めまくってる海法さんのWWWに、forestlimitでのK/A/T/O MASSACRE。舞台も役者もそろったかんじ。

そしてわたしとTTWKによるBNCもお手伝いさせていただくことになりました。ツアーのいっとうはじめな日。
KeithとSethをむかえます!
しかもこの回はいつもなdues新宿を飛び出して、DOMMUNEで! BNCの画像にテーマ曲にと裏でささえてくれてるというか、いないとここまでつづいてなかったっていうCVNなNobuyuki Sakumaさんにも出演していただきます。ほかはまだ未定、まだ決まったとこなんで。
Orange Milkっていうといろいろとあって、おもいいれもつよくって、ほんとようやっと実現なかんじ。待ちすぎて、こちら40歳になってしまった! ぎゃん!

6月5日火曜日21時、みんな現場にきていちはやくKiethとSethにあいにきて! はなれてるかたはしっかりと放送をみて! 




もちろん5月もやります、とにかく16日水曜日もあけておいて! 2018年いっとう勢いのある方がゲスト!

2018年4月20日金曜日

Wallisが好き。

BNC3月の回のときに、はじまるまえTTWKがBGMでながしてて、あまりに好きなかんじで誰か教えてもらって、いや、なんで今回この子のことはなさへんねん! とつかみかかったくらいに好きなかんじ。GMAに提出したこちらのmixにもいれてます。もしことしも2018年の女子についてかいてと某ダーから依頼があったらいれるくらい (きょねんの夏まえにかいた2017年の女子のがのってるだろう某ダーはもうすぐでるみたい)

ベルリンの子でMachinewomanがこの子がことしくる! ってかいてたり。モジュラーシンセに、自作シンセでがっつりテクノやってる。
モジュラーだったりだからか絶妙な音のブレ感ともないながらのしのしとすすむかんじ。
なんやかやとうつろいながらもやっぱりこういう音が好きだ、わ。

みんなこういうかんじは最近ききませんか?

いまのところBandcampとSoundcloudで公開してるだけで、ことしどっかしらだしてほしいな。


SuperdeluxでのMSHRのこと

MSHR

2011年、Digitalisがレコードをだしまくっていた時期、Birch Cooper “I was A Teacher” そして彼のユニットThe Slaves (BLさんにかよいはじめたころにめちゃくちゃよいよねっていうはなしを仲さんとしたおもいで)がめちゃくちゃに好きで、そこからOregon Painting Society(Matt Carlsonもいる) にMSHRっていうのんをやってる、レーベルもやってる、っていうのを知って、なんかしらのときになんかしらつながったりしながら、Brenna MurphyのほうはといえばNoumenal Loom最初期のJカードのデザインで、あぁ、MSHRのひとやんっておもいだす(そう、月日が流れてBirch Cooperのことは忘れていた)。そしてこちらが記事をかかせていただいたMASSAGEの号の表紙と特集がBrenna Murphyで、なにかしら好きなところにつながってくるふたり。
先月にTTWKとはなしてたとき、大阪でLAFMS関連のんがあって、いっしょにMSHRもくるっていうのをきいて、えぇ、すごいとなり、BNCでも映像流してそのはなしをしながらめちゃくちゃにたのしみで、でもうっすらきいた東京でのライブの日は21日と行けない日やんと泣いてたんだけれど、あとあとSuperdeluxもきまって無事にきのうみにゆけました、よ。

労働してBLさんへいってなんか時間あるしそっから六本木まで歩いて、ついたらちょうどWinter Songがはじまっていた(知らない)。シンセのおっちゃんとドラムとヴォーカルの女性。ハスキーな声のヴォーカルとシンセはかなりビートによったり、ふわふわとしたりとなんかWarszawaにかよっていたころに好きだったかんじで、ときおりおおよそふたりの娘? だろう10歳くらいの子がフルートやらコーラスでぱぱっと走ってきて参加してはまたブッパンの守りに戻るところがよかった。

そしてMSHR。
なにがなんだかわかんない自作シンセ、そして青赤緑と10個くらいの電球、その下にはふたりのあの古代にあって一度滅びたいまより進んだ文明感のある文様が織り込まれた布がしかれていて、いよいよはじまり。

ふたりはマトリックス状のサングラスをかけ、向かい合って、それぞれがこれまた自作な文様の一部をかたどったオブジェみたいなんでゆったりと武闘の型をやるみたいなかんじで、ノイズがそのうごきにあわせてかわってゆく。
その手に持ったものをしたのいろいろなところでちかづけたり、電球にふれさせたりすると音がかわってと、テルミン的な音の変化でふしぎ。
中盤、カラフルな電球が消えて、白黒の世界、板を文様にかたどったものを攻撃的に機材のうえにふりかざしながら、インダストリアルな音をだしてくるし。
そして終盤。ふたりがゆっくりと手を近づけて、ふれあった瞬間に昇華する音。愛、ってかんじ。
それがなんどかくりかえされて終わった。

光と音の動きが身体もともなってめちゃくちゃ可視化しかんじられて興奮するし、手にするオブジェも金属的なものだけでなく、巻貝や木もあったり、サイバーなかんじと有機的なかんじの混じり加減がとてもいい。そしてものがたりのある儀式感、そうなにか彼らの描く文様は古代の神話のなにかしらみたいなかんじもあるしで、一度ライブするたびになにかしら神的なものが降り立ってるんでは。

ミーハーなんでそれぞれとはなし、Digitalisのん好きやったね、というはなしをしたらパッチくれた。
21日がかぶってなければもういっかいsoupへみにいってたくらいに、見た目も音もかっこいいので、Forestlimit組ではないひとは、ぜひ。



ライブのレポートなんかひさびさでどんなふうにかけばよいのか忘れてしまったけれどもリハビリ期間。

文章はBNCの冊子でかいてはいたけれど、やっぱり習慣的にかかないとかけなくなるいっぽうだし、ものごとおわすれてゆくし、またなんとか更新してゆければとおもいます、よ。

2018年4月17日火曜日

Emamouseの。
Quantum Nativesからな emamouse×yeongrak “mouth mouse maus” が発表されました、ね。
yeongrakの “Mouth Mouth” をまるまるマウがリミックスっていう、あんまりない形式。
まずはダウンロードしてみてください、な。サイトのほうの、地図にはまだいないのか、みつけられていないのか。



先週のBNC Xですが、マウにゲストにでていただいて、マウの皮膚をみんなでつくるという謎宗教イヴェントでした。しー没さんもきていただいてて、目をフェルトで切ってつける、という内容だったはずが、しー没さんはめっちゃペンでかいてはりました。
マウの友達な女の子たちはけっこう忠実に、男どもはけっこう自由にっていうかんじで、たのしかった。
あと、いっつもこちらが水曜日にかぶせていってしまってもうしわけないカトーさんがきてくださったの、うれしかった。

そう、お互い、K/A/T/O MASSACRE初出演な日がいっしょなので、同期な意識があって。

マウのどこがすごいかといえば、一匹狼皮膚感で、どこにも属したり、守られたりせず、すべてじぶんで生み出して、/fのpsalmus diuersaeや、x/oのがすばらしすぎたQuantum Nativesとつながってゆくっていうところ。そういうのってほんとにアンダーグラウンド、インディっておもうその姿勢が尊敬できる、っておもいませんか?
Jesse Osborne-Lanthierの。
ツアーの詳細が発表されましたね。
8日から12日までな東京にいるあいだ、Jesseとその嫁は家に泊まる予定になっています。
モントリオールのあの周辺がもうずっと好きで、まさかこんな事態になるとは。
9日水曜日はForestlimit、12日土曜日がWWWβでちょうどわたしは休みなので案内できるんですけど、そのほかの日はわたしはいつもどおりに労働で、ほぼ放置なかんじになってしまうので、誰かしら交流のあるかた、交流ないけど好きなかた、ナイチンゲールとかつれていってあげてください、な。いや、ふたりで勝手にうごくやもですけれど。

Jesse Osborne-Lanthierっていえば、わたしのなかはじめはFemminielli NoirのNoir側で、Mind、Where To Now? にHalcyon Veilとかっこいいレーベルからだしてるし、noirっていうより本名名義のときはその作品ごとにかなりかわってくるしで、いまどんなんなってるんだろっていうのもたのしみ。


きょねん、だっけ、おととしだっけにアジアゆく! と宣言してから流れまくってようやっとな今回。
東京から福岡、熊本、岡崎、大阪とまわるみたいなんで、それぞれどこかでぜひみにって。






2018年4月16日月曜日

先月の。
K/A/T/O MASSACREでの30代ラストなDJを、Gray Matter Archivesにアーカイヴしていただいてます、よ。
BNCでこちら側がはなしてるような内容で、はじめの1時間のん。
5000とdagshenmaさんのあいだの転換で20分やって、そのあとにまた30分っていう変則的なかんじで、でもなぜかこの日は全員が10分早くおえる、っていう法則ができてて、時間がっつりなのはわたしとdagshenmaさんだけで、こちらは2時間くらいになりました。
データでかけたい曲が増え、それをいちどCD-Rにやいて、カセットテープにダビングしてっていう、意味不明なこじらせかたになってきづいたんだけれど、カセットのはなしってもうしなくってもよいですか? ってきょねんからいってる気がするけれども、なんあkそういうことを金曜カトーさんともはなしたり気づいてくれてたり。

時間あるときにきいてください、ね。きくシチュエーションとしては、家に帰ったら知らないひとが立ち入っていて木刀で家具類を破壊しているのをただみてるときとかにあう音だとおもいます。



CVN - BNC B0YS
Swan Meat - CREAM
SADAF - LET IT BURN
Thoom - حركت السكوت (No Speech)
Bleed boi - Imitation Song
Oklou - They Can't Hear Me
33EMYBW - Medusa
Kelvin T - Sedative
Ptwiggs - YYYY
MRTRY - MRTRY
Celestial Trax - Crushhh
Burbank - Suberin And Cellulose (Suberin Mix)
City - End Zone
Wallis - Broken Glass For Broken Legs
The Creatrix - Regolith
ju ca - Wilt

ついでに、あとの20分、30分のも。
第2部

Machine Girl - …BECAUSE IM YOUNG ARROGANT AND HATE EVERYTHING YOU STAND FOR
Naked - WHIP
Bookworms - Graffiti Pits
VIOLENCE - Human Dust
E-Saggila - Movement (feat. Death Kneel)

第3部

CVN - 下界3rd
YAYOYANOH - Yayoyanoh - Off Road ft Organ Tapes (Prod.Organ Tapes)
Cold Rose - Die Alone (Prod. shine of ugly jewel)
coucou chloe - flip u (prod. by sega bodegac)
Kid milli, Jvcki Wai & Swings - Hyperreal
MHYSA -Strobe
Hyph11E - Tinnitus
Funeral Future - Hard Candy

LSTNGT - Holy Machine
誰にでも。
一生かかってつきあいつづけてゆく映画監督っているとおもってて、それがわたしにとってはデプレシャンで、そして僕は恋をする、をみたときのじぶんの状況がポールにちかく(助教授でもないしサルも死ななかったが)よけいに好きになったっていうのはあるけれども、とにかくずっと好きで、かなり映画からはなれているけれどもどうしてもみたかった。日仏で朝からチケット買うのにならぶのんってひさびさで、前日2時半まで労働でめっちゃねむいけど、ならんでるのがたのしかった。シネフィルたちが列をつくりひとりで会話しつづけてるひとがいたりするその真ん前のブラッスリーで結婚パーティーが行われていた。
チケットを確保して、帰ろうとしたならLSTNGTが自転車であらわれるのが、よかった。

ざざんと。
イスマエルの亡霊たち
あらすじ。映画監督イスマエルが恋人であるシルヴィアとすごしているところに、20年行方不明で死亡扱いになった妻がトツゼンにあらわれてみんなたいへんになるっていうはなし。マチューが主演、マリオン・コティヤール、ルイ・ガレルもでてる。
今作は2時間ちょっととすこし短め、そのなかを妻、恋人、妻の父、弟(劇中劇とほんものの)とそれぞれのものがたりをえがきながら、過去と現在をいききしながら、スパイサスペンス的な劇中劇も同時進行とジャンルも横断、コラージュしてゆくつくりはゆたかでここちよく。
過去をまるくきりとるルールがかわらずでかわいい。
これまでの作品のなまえがつかいまわされて、イスマエルは養子もとっていたりと、キングス&クイーンのあとのような、でもそれをおもく引き受けるでもなく、それぞれがさらりとまとうかんじなのもいい。
家族の再構成、もとのところにっていうのではなく、あたらしいかたちになる(養子だったり)ことは引き続き。
おなじなまえで似かよった状況でいろんな人生を試すみたいなきがする。
ルーベにひきこもって屋根裏で作業してる、絵をおくところの足アップなステップがいい。
誰しもが亡霊。映画内弟の妻で役者の子がいっとう亡霊っぽくってよかった。マリオン・コティヤールが老けなくってこわい。
映画内映画、イスマエルの狂うはざま、カルロッタが娘にかえる瞬間を撃ち抜いた銃弾が心地よい。
あたらしくおぉってなることはなかったんだけれど、シャルロットじゃあなくってもよかった気はするけど、むしろシャルロットが落ち着きをあたえてるかんじはよかった。そして僕は恋をする、を現時点の世代に設定をもってきたようなかんじ。マチューが結局狂いっぱなしだったとか。狂ってるけれど、なにかをかたるよいシーンがあればなとかおもった、マチューファンとしては。

トークショーもきいてこうかとおもったけれども、つかれたのですぐにでた。トークショーのまえ、どうしようかとLSTNGTとはなしていたときに、廊下にみなれた帽子姿が。タクミさん。音楽の場ではなく映画の場でっていうので、いっとう亡霊感があった。

気づけば今年初の更新。音楽ではなく映画でっていう。映画をみたらね、頭がぐるぐるとまわって、それでなにかしらメモを残したくなりますよ、ね。


またちゃんと再開しようかしら。