2015年3月21日土曜日

Morkebla “Meet Me In A Decompression Chamber” (Farbwechsel)


届きもの!

ハンガリーのブダペストなレーベルFarbwechselから。


Morkebla “Meet Me In A Decompression Chamber”
Opal Tapes、Reckno、Where To Now? 、そしてvideogamemusicのコンピレーションにもはいっていたりとUKなテープレーベル界隈ではすっかりおなじみなイタリアのAlberto Rossoさん。こんだけUKからんでるから、イタリア人ってだけでUK在住なのかしら。
あのあたりのなかでも灰色なドローン濃ゆいめで、その奥からビートがと、なにも起こらない悪夢感がある音な方ですが、今作はより深みに陥ってます。

A面、テープのかすれが増幅したようなざらつき強風ドローンからはじまって、2曲目 “Dungeon Rave” では、細かくちからないビートとゆっくりと明滅するサイレンのようなビートの反復のあいまに、ちゅくちゅくSFなシンセとサンプリングなはなしごえは息も絶え絶えで。そしてまた深い靄のなか、ビートになりきれないくらいなかすかなビート、そこにときおりクリアな物音が転がり落ちて、ゆっくりと重なる音がビートではないビートを形成。靄の濃さはところどころうすくなって、光が射してきたようにおもえるも、その光もフィルターを通したかんじで。
ゆったり靄とかすかなビートにからだをうずめる心地よさと、その靄による暗さの不安感がいちどきでよいです。これまでのよりもかなり靄強いめ、はっきりしたビートはほぼ皆無なかんじ。
Ondnessといい、こういう靄濃ゆいめ、そしてビートではないビート感が好きだわ、いま。というかがびがびのしのしものが最近手に入っていないというのもあるんだけれど。

そして、B面ががこれまたすばらしい。
A面の曲リミックスなんだけれど、KETEV、S Olbricht、Beatrice Dillonが参加。
KETEVは靄をまといながらのしのしビートを強くして。
S Olbrichtはたっぷり靄を前半に、そのむこうから乾いたビートがだんだんと迫ってきて。
そして、Beatrice Dillon! 乾いてキレのあるささやかなビートはあいかわらず、で、原曲の深い靄を振動させてて、そのもよもよした質感と乾いたビートのあわさりがすばらしい。そして、中盤、いちど靄が晴れて空白な瞬間、かっこよくってちびる。で終盤は弱いシンセのまたたきがくわえられてと、Beatrice Dillonはもう別格な域で好き。


あっ、TMTの記事で、Giant ClawなKeithさんがFélicia Atkinsonの新作最高! と語っていたって記事があって、すごくうれしい。いや、ほんとことしベストですので、買いましょう。

すこし斉藤由貴ブームがきています。




労働しているお店、仲さんが本を売ってくださって、はいってすぐのところ、すこしにぎやか。Twigs表紙のん、わたしが欲しいわ。
この真上では常にLuke Wyatt映像流してます。たまには、誰かしら、きてね。いや、店長のいない日に、ぜひ。店長な日は、かかってるのが店長CDなので......。
そして、水曜にはなしていたOliveなこと、仲さんがブログにかいてらっしゃって、ひさびさに変態戸田先生、という表記を目にして、すこしうれしかったり。わたし、変態なのかしら。

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