2015年4月8日水曜日

Loke Rahbek & Puce Mary “The Female Form” (Posh Isolation)


すこしずつ、ざざんとでもかいていかないと、やっぱりおいつかない。
土曜にライブで買ったもの。



Loke Rahbek & Puce Mary “The Female Form”
Posh Isolationからもうすぐでるもの、会場先行発売。
これ買ったら飢える、とぎりぎりまで迷ったけれど、ライブがかこうよすぎて飢えをとりました。

A面!
高音かりかりな音の交錯のむこうから、ダブ処理された残像たっぷりに打ち鳴らされるシンセ。そして叙所にノイズが忍び込んできて。おもっていたよりかなりおさえた展開に、緊張感がすばらしい。
で、やっぱりがびがびノイズに、Lokeのはなしごえに近いヴォーカル、そして迫ってくる地鳴りのような音、その裏ではうっすらとシンセが透明におおっていて。そこに亡霊のようにゆらめく音のつらなり。
ゆらめくシンセに、不穏な金属製の高音、そこにほとばしるノイズをまとった低音、そしてこういう音だすのかこのふたりがとおもうあたたかみのあるけれど、どこかそっけないドローンと、水音サンプリング、そこに咳、というかポルノのサンプリング? ライブでもありましたよね。ふたりが向かいあってノイズとドローンを流しながら、そのすきまに流れる吐息と声が、エロティックすぎた。

B面!
高音かりかり電子音が不穏にかがやきながらゆらめいて、そこにぼこぼこと間隔をおいて噴出する低音、ときおり警笛のように叫びをあげるシンセ。その裏でささやかに流れる押し殺されたことば。はじめっから緊張感やばい。
そして一気にざらざらとノイズをまとった電子音の噴出。シンセのにぶい揺れとノイズの濁流のなか、こもった加工のされたLokeの叫び。これ、あれだ、ライブなときに観客のなかまできてたやつだ、と鳥肌。
濁流はしだいにうねりを激しく、そのまわりの風景も瓦解するようなノイズになって、でもそれだけでなくLokeのシンセもはいっていて、瓦解な荒々しさをうつくしく映像化しているようなかんじ。

ライブのときもおもったけれど、激しいところと、音数を研ぎすましたかんじ、そしてライブではのしのしなビートのようなものもはいったり、がびがび声だったり、かりかり金属感だったりと、この方面で好きな音、すべてはいってて、もう。
ライブのレポートのときにもかいたけれど、買ってから2日家に帰らなくって、移動なあいだつねに手にもってて、角折れとか、内袋も少し裂けてたりしたんだけれど、きくまえから愛着がわいてしまい、ことしベストと決めて。で、きいてもやっぱりベストでした、よ。





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