2015年6月8日月曜日

O$VMV$M “Memoryz Ov You” (Nor Corner)

Rewind Forwardから届きもの!



O$VMV$M “Memoryz Ov You”
きょねんはLilyにSEEKERSINTERNATIONALとベストかなり上位にいれたノー・デジタルなブリストルのNo Corner、ことし初?なリリース。
横4面、縦2面パネルなJカードがよいです。
O$VMV$Mって読めないんですけれど、JabuのAmos ChildsとNeek名義でKahnと出してるSam BarrettによるYoung Echoユニット。

A面。
すかすかなビートとぐずぐず変調声からはじまって、さわさわぷつぷつとノイズがかったなか、レコードの針がとんでるかのような深いところでなるシンセなのかなにかしらむかしの音源サンプリングなのかが反復反復。
そこからいちどきに蒸気が吹き出すような音と、かなりゆったりとしたリズムで。ところどころ吐瀉声が挟まれながら、ずぶずぶです。
笑い声、そして低音変調声がこれまた深い靄のなか亡霊のようにゆらめいて。そこからすこし軽快なビートが、といってもかなりたるたるなゆったりさをもって、そこにすこしきらめくような、それでもローファイな音の反復。
で、すこし靄がうすまった先からはヴォコーダー変調、というかシンセの音のような声がはいってきたり、いきなり音が外れたブラスのような音の交錯反復、そこにうっすらビートがかさなり、そこからいきなり振り切れて高音へろへろなシンセのゆらめきときらきらした金属質な音のきらめき、強いベースの音のくぐもりの反復。

B面もA面とおなじく、ゆったりと深いところで鳴るループ集のようなつくりで。
3曲目の “Soak” が高音シンセとダブなビート、ところどころの変調声アクセントとすごく好きだし、そのSoakのGoodnight mixっていうのんが全体通していっとうはやい調子で心地よかったり。そこからいきなり靄がたちこめたネオンな街なかドライブ感あったりとか、反復反復ながらも、けこういろんな表情があって。

ふしぎな感触です。
全体的にローファイな音質、さらにすべてに靄がかったような音の処理だし、サンプリングなのかなんなのかな音はみんな懐かしいかんじもしながら、それらがリズムをつくりだしながら反復反復、ところどころの変調声重なりや、時折の唐突展開に、それらにときおりダブなビートも重ねたりとかなアクセントもありながら、かなりたのしいです。
Young Echo、まったく追えていないんで、これからはちゃんと。


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