2015年6月10日水曜日

Valet “Nature” (Kranky)


先週。
BLさんで買ったもののうち、1枚。


Valet “Nature”
Krankyから。
ポートランド代表Honey OwensのValet名義久々新作で、びびりますよ、ね。
いまではGrouperのほうがってかんじですけれど、それよりも姐御感ありました。
Jackie O Motherfuckerで知って、JOMよりもNudgeがめちゃくちゃに好きで泣いてた30歳前後。White RainbowとInca Oreのユニット、We Like Catsはジャケット含めてムダにテンション高くって、いまでも好きなダンスホール感。
2010年、100% Silkに呼応するようにEcstasyを立ち上げて、Miracles Clubの中心となってハウスに振り切れてたんだけれど、ひさびさValet名義ではどうなってるのか、すごくたのしみでした。
おもいっきり、戻りましたね。戻ったどころか行き過ぎた。Valet名義でもNaked Acidでは終盤かなり混沌としたドラムをいれてきてたりと、激しい方向向かってたん。
Natureっていうアルバムタイトル通りに、心地のよい太陽の陽のように降り注ぐギターを中心に、その光のむこうにできた影からのささやくようなリヴァーブがかったヴォーカルと、かなりまっすぐ心地のよいサイケブルースをやってきました。
これまでも、かなりずぶずぶなドローン中心なのから、ポストロック、サイケ感あった2作目だったりと、変化はしてきてたけれど、Miracles Clubのあとでこれきたのん、すごい。

これ、同一人物からんでるとはおもえない。








ポストロック本なんていま出して誰が読むんだろう、とおもっていたけれど、これでJOMとかおもいだして、なにかかれてるかすこし読みたくなった、いや、読まないけれど。本もやっぱりいまのこととかかいてるのんが好きだわ。
ポスト・インターネットなはなし、音のほうがいまは遅れてるとか、インディー、インターネットな議論がすこし巻き起こっていて、わたしの立ち位置適当で楽だなっておもいながら、というか、正直、わかってなくって、MASSAGE 10に美術手帖はわからないことたくさん知れて、たのしい。
あとはLil $egaさんいってるみたいに、やっぱり情報の消費、過多にはうんざり感がきょねん終わりからあって、リンクばんばんくるのとかはむしろやってる行為として遅いことだしわたしも気をつけようとかおもいはじめて、でも、そこからなにかバランスとれてるかっていうと、zineだけでベスト発表とか極端になってしまい、なんかもやもやしてて、っていう半年くらいだったけれど、最近は吹っ切れてブログをちゃんとっていう、わたしができるのはそこだわって楽になったけれども、これをかいてるいま、腰は一切楽ではない。ほんと、年をとった。

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