2016年8月19日金曜日

CVN “Unknown Nerves” (Flamebait)


CVN “Unknown Nerves”
Flamebaitからデータのみでリリース、なのをサクマさん本人が片手で数えれるくらいな本数カセットでリリースのん、きのう売っていただきました。
音のこと、のまえに。
きこうとおもったら、片面が紫色に塗られていて、感動しました。
データのみなレーベルからリリースなんでじぶんでフィジカルなカセットテープもつくって。そして日本で手に入れられるカセット自体の色ってものすごくすくないから、じぶんで色を塗って、っていう過程がものすごく前向き。
ときどきかくけれど、リリースしてゆくペースも、海の向こうのひとたち基準なはやさだし。
こちらが海のむこうのそういう流れを好きだからっていうのもあるけれども、そこにあわせてゆけるCVN、そして食品さん、DJWWWWなLil $egaさんってやっぱり音も日本だと別次元だし、海のむこうからのリリースがつづくのも納得できます。しー没さんも密かに700曲とかになっててそこからリリースが続くし、Hakobuneさんも休むことなくリリースつづくし。こういうところだいじだなとおもいます。

音のこと。
ライブでやったりしてたけれどもリリースのなかった曲たちを集めたものだそうです。
A面はじめはアンビエントなドローンなうえに立体的な
鳥声なところに立体的な声の重なるかんじ、鳥声はどこかのライブできいたことあるからその曲なのかしら。自然な雰囲気にかさなる声と電子音の組み合わせがいいな。
ゆったりとしたビートとうらで流れるアンビエントに、反復する弱いノイズの噴出、そして切り刻まれる声。ゆったりな曲でもしっかりCVN感。
アンビエントなっていうのとはまたちがう、シンセでゆっくり弾いたようなメロディアスな音のつらなりがCVNではめずらしい、そこにリヴァーヴがかったブラスな音も重なってきて、A面はおだやかだなとおもっていたら暴発するノイズ、そこからまたシンセとブラスの反復っていう、もっとはやめなビートなところにブラスがっていうのはときどきあるけれども、これくらいの曲調でこの組み合わせってあたらしさ。

かなりアンビエント色強めなかんじなA面からB面。
はじめは声の細切れ感に転がるビート、すっと終わってゆき男のはなしごえ細切れなところから電子音、そこから乾燥した電子機器感。そこに無表情に明滅する電子音、徐々に高まるぶりぶりとした電子音がCVN感あっていいです。
透明な電子音のゆらめき、そこに転がりこむ電子音、そこへまたぶりぶりと突き進んでくる電子音。
つぎは細切れな声のうえに高音のゆらめき、後半の声の変化とぽっかりあいた空間に乾いたビートが響くかんじからまたつきすすんでゆくかんじがかっこいい。そして取り残された声の断片からつぎの曲につながってゆき、高音のストリング音質反復と声の反復。
かなりやわらかいアンビエントなシンセの音に、噴出するノイズと、それを暴力的に切り刻んでくるビートから、最後ベルの音が重なって鳴り響いて天にめされてゆくかんじ。

眠っていた曲をあつめたといっても全体の雰囲気にまとまりがあって、ライブできいたアンビエントなかんじがつよい曲がまとめられ。そこにしっかりと空間、切り刻んでくる電子音にとCVN感。そのアンビエントな音もこれまでリリースされてたクラシカルな音っていうよりもシンセのドローンっぽさ。テープだからかそのアンビエントなやわらかい面が目立ってきこえて、テープできけてよかったです、よ。
片手で数えれるくらいな数、なうちわたしと土星のひと、NN社長が買ったんであと2本だってさ。FlamebaitのなかのひとがFAITHなときにってかいてはったけれど、そこまで残ってるかしら、なのでサクマさんにお会いしたらみんなたしかめて。

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