2015年1月28日水曜日

Full Of NothingからなSuokas “Being” 、Love Cult “WOnderland”


どこから。
かけばよいかしら。zineライブzineライブいうてるまに、たくさん届いてます。
なので、直近からな。

きのうの届きもの。


Suokas “Being”
ロシアの西な端っこ、フィンランドすぐなカレリアのレーベルFull Of Nothingから。
ここ、Love Cultのレーベルです。2010年から続いていてと、けっこう老舗な。Keijo、Banana Pill、Sashash Ulzなどフィンランドやカレリアのひと中心に、Hakobuneさん、M. Geddes Gengras、Brad RoseのCharlatan、どこからでもだすDerek Rogersなどなどだしてきてます。
アートワークはもちろんLove CultのAnya Kuts。

カレリアのプロデューサーSergey Suokas。2007年からリリースしてるみたい。まったく知らない。
ことしはロシアの地下テクノを追わねばならないみたいなので、ちょうどよいタイミングできました。

A面はじめっから。
かなりな軽快にミニマルに飛ばしてきます。ミニマルに打ち込んでくるビートのまわりにダブな音の飛び交い、ハイハットやなにかの破裂音、足音のような音と、いろいろな音が飛び交いながら、その裏ではまたダブなかんじに包まれたドローンがゆらめいて、ギターの音やらなんかファンク感も飛び交わせながら、ときおりドローンもかなりまえに。そしてミニマルなビート延々なだけでも容赦なく盛り上がってくるのに、さらに音のいちどきな洪水をもってきて、無理からにあげてきます。20分くらいとがっつりな1曲目。スパイ映画のクライマックスのような、でも映画だったら尺とりすぎて疲れるくらいな。
2曲目はざらつくノイズをまといながら、これまたミニマルなビートが10分。

B面は、かつりかつりな音ダブと、エレクトロニックなかんじがつよいシンセ反復、そこにカウベル連打にハンドクラップにと、かなりファンクなぎらぎら感、そして中盤からのシンセの音のつらなりのよさ。これも長い、20分くらい。
そして2曲目はA面2曲目とおなじくノイズをまとったとこからのシンセというより乾いたビート。

カレリアだし、暗黒なとおもいきや、かなり陽気だった。あがりっぱなしなビートと、ダブな音の飛び交い。陽気だけれど、いやらしくない上品なかんじは北のほうだからかしら。印象は強く残らないけれど。




ついでに。
Love Cult “Wonderland”
Full Of Nothingから。いまのところ、配信のみね。
My Dance The Skullからな犬テープがはじめて買えたものだったけれど、そのときはノイズとフリージャズとドローンなかんじで、2012年のPublic Informationのときはノイズドローンきわめてしまい、そこからAnya KutsがRedbullのんに参加してからけっこう変わった。Gnod方面と出会ってしまったこともあって、Noght Schoolからのんは音をおさえたテクノに。

そしてことしの1作目。
1曲目は音の隙間の多い、のっしのし低音なテクノで、やっぱりことしもきょねんな流れでくるのね、とおもったら、2曲目はタイトルにもなってる “Wonderland”、もう笑った。ギターのゆらめきななか、かなりメルヘンなAnya Kutsな歌からはじまって、ビートが飛び込んでくるんだけれど、もう。ここまでテクノ化するかと笑うしか。でも、まっすぐはこない。ところどころでビートが気色悪いズレ、そこにまたメルヘンなうたをかさねたり、声もぶつ切りにしてみたり、もうずだだだ打つ込みすぎだろうっていう妙なテンションだったり。
で、3曲目はのしのし低音にハイハット連打、そして背後で暴れるノイズの獣。4、5曲目は声とビートの重なり、Gnod方面とのサイケデリックなかんじもあったり。
Anya Kutsがかなりうたいはじめましたね、しかもこれまでの声ドローンっていうかんじではなく、かなりかわゆいかんじで。で、のっしのし黒いビートなところに、過剰なテンションとメルヘン感重ねて、ところどころに時間軸がくずれるような唐突なビートのズレだったりと、もう、なにをしてるんだと。
ことし、Gnod方面とまたからむみたいなこといってたし、たのしみ。



Suokas、Love Cult、そしてかかねばなとかおもいながらちょっとたってしまってるNot Not Funからなロシア地下女子コンピレーションにもいえるけれど、暗黒なはずがみんな不可解に陽気になっていってて、なんか起こってしまってる。追おう。


BLさんのマルくんに。
こちらのzineの感想をうかがったなら、けっこう好きなのもはいってて驚いたんですが、そのほかの部分はまったくの宇宙人でした、とのこと。
ちょうどおなじ日に、恋人からも、宇宙人とつきあってるようなもんだから、とさらりといわれて。
いっとうよくはなしをしてるひとたちにおもわれてるんだから、わたし自身が気づいてないだけで、ほんとうは宇宙人なのでは、とおもいはじめました、よ。

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