ようやっと。
なんか休み、ってかんじなきょう。2015年になってから、休みな日もライブにzineにと動きっぱなしで、そこそこおっさんにはこたえてました。なので、半日ゆっくりと......いかん、止まると全部とまる気がする。
なので、ゆっくりしながらも、更新。
Sacred Phrasesからの2本。ここ、がっつりシンセなカセットレーベルな印象だったけれど、年末にNite Jewelのゆるシンセ別名義Maiaもだしたり、きょねんのベスト100にもいれたOPN系立体音響なLXVもだしたりと、ちょっと進化してきてる。
Ekin Fil “Wind is Near”
イスタンブールのドローンアイドル、Ekin Fli。なぜアイドルかっていえば、めっちゃかわゆいから。
RaajmahalとともにGrouoerに並べるのってEkin Filだとおもいます。
きょねんはExotic PylonからなちっちゃなCD、そしてBatheticからの11本組みのんにも参加、どちらもよかった。
なんとしてでも、だったのでレーベル直買いでした。
もともとシンセも使ったりだったし、きょねんのちっちゃいCDではまたそういうかんじが戻ってきてて、ゴスっぽい雰囲気も。今作はとおもったら、しぶい。すばらしい。
全体を重く黒く覆う暗黒な靄のなか、きこえるかきこえないかくらいのささやき。いや、それしかかくことない。それしかやってない、すばらしい。
靄の強弱と変化のみのなか、その靄の流れにかきけされそうなささやきなうたごえが、ずっと。タイトルのように、曇り空のしたの岸壁まみれな海沿いで冷たい突風がさえぎるものなく吹きさらしてきて、その風の音のすきまからすがたがみえないなにかの声がきこえてる感。
ノイズきつめなのとか、シンセなのとか、いろいろできるけれども、これつきとおしてきたあたりが、すごくよい。やっぱりアイドル。
Ekin Filのことかくたびにはっつけるけれども、ライブみたい。
'ekin fil' live performance in valletta, malta from yildirim arici / scaramouch on Vimeo.
Pulse Emitter “Euphoria”
こちらはMeditationsさんで。
Panabrite、Günter Schlienzと並ぶ現行三大シンセシスト、ぱるるの新作。
この御三家とか関係なくいっとう好きなのは舞い上がり感とべきべきドライブ感、そしてときどき有機的な音もはさんでくるPanabrite、そしてカセットテープを送ってきてくれたりとやさしく渋めなGünterさん。
そしてPulse Emitterは、透明アナログシンセなのに、妙にサイケデリックな熱がある。Cosmic Winnetouからの真夏屋外アナログシンセライブカセットなのが印象強いからやもだけれど。
今作もよいです。サイケデリックな音のつらなり、そこにきらめく音色な高音がまたたくA面1曲目、そのままたく星空、宇宙へ一気に移動しゆったりとすすんでゆく2曲目。
B面、あたたかな光のなか、ギターのような音色のシンセが軽やかに折り重なって舞い上がってゆく1曲目、音の粒子が細やかにまたたきながら渦をつくってまいあがってゆく2曲目。
ドローンと音のつらなりがやっぱり熱をかんじられる。アンビエントよりなシンセ、すこしはなれようかとおもっていたきょねん後半、実際にそんなにきかなくなってたけれど、この方のは異常に染みます。
これから。
BLさんへ。zineフェアは31日まで。わたしのもまだあるはず。お店きて、買って!
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