リキッドルームでのFKA Twigsのライブのこと。
もういまさらだし、菊地成孔のレポートがくわしくおもしろかったので、かかなくってもとおもうけれども、わたしのために。
当日。
雨でさぶいからか、開場まえから2階にはひとたくさん、Jamei xxのときよりもぎっちぎちな。数名、きてらっしゃる方いるはずだけれど、あえない。。
こういうのん、ファッションな方おおいとおもうやもだけれど、そんなにこないよね、The Gardenのときもたいしてこなかったし。だいたいは音楽好きそうな大学生とか男、女の子はおもったよりおおくないかんじ。どうやら、うしろのほうは女の子とかファッションな方けっこういたみたいだけれど。
おとな気なく、ひとの列でいうとまえから2番目に陣取って。そして、どんどん埋まる。すごい。
そこから、待つよね。開場もすこし遅れたけれども、開演も。
そういえば、きょねんのArcaのDJもここで、そのときはすっかすか。本人とはやぎまわってたんだけれど、いまならこれくらいはいるのかしらとかおもいながら、あのタイミングでみられてよかった。
BGMがビートなのからギタードローンなのにかわって、場内もすこし暗くなって、おっ、くるか、とおもってからも、ドローン曲3曲はあったよね。
そして、いよいよ。
あちらのライブ動画でもあるように、ドラムパッドなひとがうしろに3人、で、そのまえにけっこうスペースがあって、踊るんだろうな、とうれしくなった。
で、PrefaceのイントロをハミングしながらでてきたTwigs、ワイドなパンツに、かなり高いめピンヒール、そしてメガネ! かわいすぎる。
そして照明は完全に後光。ずっと後光。すぐまえだからかろうじてみえるけれども、なくらいに後光で。
そしてそのままAche。EP1な曲です。Boomkatでレコード買って以来、何回もきいたので、このあたりの曲もやってくれるんだとうれしくなった。で、踊ります。横方向にからだがぐらんだらりと崩れるかんじで動き始めて、もちろん倒れたりなどせずもとに戻ってゆく。ピンヒールなのに。すごい。
Lights Out。後半に声が重なってとかいう展開な音源、だけれど、このライブ、この先もほとんど声を重ねることをせずに、しっかりうたってくるっていう、そこがいっとうすごいとおもったん。ごまかしなかった。
このあたりでMCがはいるんだけれど、めっちゃかわゆい、それまでの神がかったかんじとはちがう、女の子な高い声。
Water Meっておおよそ2013年にいっとうきいた曲で、きけてうるうる。でも、このあたりでマスクつけた女子が暴れまくりながらこちら側に突進してきて、ひさびさにひとを殴ろうかとおもった。より中央側、つまりわたしの恋人側へゆこうとするので、ヒールはいてる恋人のそばで暴れられてはとおもい、完全に阻止してたらおとなしくなって、ステージを背後に携帯電話でじぶんをいれて写真撮ってしばらくしたらうしろへ消えて。やっぱりおっきなライブになると意味わからないひとっているものね。
パッドなひとたちふたりはときどき、ギター、ベースに持ち替えて、もやもやゆらめく音も出したりしながら。Pendulumの中盤で、かなりながい中断から後光がステージうしろからさぁっと客席側に流れてきて再開、なところ。泣く。
Numbersは終盤の吐息のような声、それもその場で発しながらあいだにはさみながら、ステージも右に左にと移動してお客さんサービスもしながら。
そして、Hide、中盤からなかつりかつりな音のスクリュー感もドラムパッドな方たち再現してた。そう、こういうライブな編成かんがえて曲をつくったのか、再現するためにこの編成にしたのか、どちらかしら。
Video Girlではギターもひくパッドなひとが横からでてきて、ドSなかんじで詰め寄ってゆくTwigs、うしろへたじろいでゆくギターなひと、それがトツゼンに逆転して、うしろへさがって、最後はひざまづくTwigs。こういう強さともろさの両方なかんじ、ぐっとくる。バックなひとたちとの絡みってこれくらいだったとおもう。
Kicksあたり、恋人にはなしかけるも、うるうる放心なかんじで、そっとしといた。わたしもそんなかんじだし。
Papi Pacifyがあって、Two Weeksではもちろんあの踊り! 運動量はぜんぜん多くないけれど、ライブ全体随所で身体能力の高さがすばらしくって。
そして最後! How's That。Arcaちゃん曲です。全体ではいっとうエクスペリメンタル感がある演奏。途中のぴこぴこかつかついうところもパッドで再現、一回叩き損じてたりと生感。で、終盤へ向かっての音と声の包み込んでくる感、もう。
後光後光な光の演出がすごくあってた。ちいさいとこ、でてるひとと余裕ではなしをできるようなライブばかりへいってるのもあるけれども。
そして、もっとあり音重ねて、いろいろな展開できるところを、あえて、重ねずな声でうたいきったすごさ、そして演奏もミニマルな編成であれだけ再現してるすごさ。
そして、Twigs本人のたたずまい、スターだわ、とおもった。スターになるわ、これ、って。そしていまのタイミングでみられてよかった。こんな近くはもう無理な気がする。
つぎは富士らしいです、いってました。富士はチケットもらっても車で送るよといわれても生きてるうちにはゆかないだろうなとおもってるので、残念ではあるけれど、ゆくひとはぜひみて。
そう、6年まえ、菊地成孔のラジオをききたいけど家にラジオがないからと当時風俗に勤めていた友達がおしかけてきてはラジオは10分くらいで放ったらかしで襲ってきて、それを制止するのが毎週とてもしんどくって、それ以来このなまえとこのなまえを発するひとを避けていたけれど、やっぱりおもしろいな。きょねん、なにかで写真みたときExoの帽子かぶってたし。何年かぶりに、またきくか、いや、もう家にないかも、どれも。
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