2015年10月9日金曜日

DJWWWW + Nicole Brennan + OROKIN “Gargoyle” (APOTHECARY)




DJWWWW + Nicole Brennan + OROKIN “Gargoyle”
届きました!
APOTHECARYからでたWasabi TapesのLil $egaさんが複数名義なんを1枚にのん。
ブログだと、いっとうあたらしいし、情報量もおおいし、なによりたくさん更新してはるしと、いまいっとうすごいとおもいます。
インターネットからすこし離れ気味だったここ数ヶ月はかなりお世話になっていて。正直、もうかなり置いてかれてるかんじがします、こちら。
うまくかけるか、もしかしたら見当違いなことをかくやもだけれども、きのう届いてから繰り返しきいてて、すごいなと。

まず装丁からすばらしいです。CDですけど、DVDケースに。ジャケットがよい。世間的にはインターネットなイメイジな方だけれど、ものも好きなの知ってるので、ものとしてよいもの出してきはって、よいなとおもう。+youのんもうつくしかった。

そして、音。
アンビエント、サンプリング、コラージュ、立体感。
MASSAGEでも本人が触れてるようにゲーム音楽な雰囲気、わたしゲームをしない、どころかテレヴィジョンを持ってないんで、ぴんとこないままでしたけれど、わかった気がする。わかったことにしといてください。
ゲームからなサンプリング? とかはなしごえ(これもゲームのなかかしら?) が散りばめられながら、立体的にアンビエントが重なってっていうつくりで。

鳥声獣声をのんびりきいていたらいきなり獣が襲ってきてなはじまり、そして一気に架空な空間へ。
ゆるいシンセのゆらめきにゲーム音、打撃音、歌なサンプリングが散りばめられ、そしてミニマルなピアノのかろやかな疾走。3曲目はアナウンスからはじまり、いよいよセカイが加速してゆく感。
4曲目がすごく好き。ゲームな音のあいまにはさまれるGiant Claw感ある電子音に、いちどダンスホール感、そしてビートとともに加速するところがめちゃくちゃ好き。
5曲目のアンビエントななかくだけるガラス感と泡立つ液状シンセがたまらないし、そのうしろでもゆったりと
6曲目の声の反復のうしろで切ないピアノ音とか、その流れからな7曲目と8曲目の透明感あるアンビエントな流れがよい。
9曲目で宇宙空間で砕け散る光のような、そしてその宇宙空間のどっかしらでなにかしらの闘いな10曲目。そして11曲目では得体のしれない獣に追われるふたり、そして12曲目では闘いがはじまってしまうわけだけれど、その後ろで壮大な歌が流れて、一気にものがたりがすすむかんじがきいてて興奮。そしてまたせつないピアノ。
13曲目は日本語もまじりながらな、戦う音、その裏でせつないピアノ、そして14曲目はよりミニマルなピアノで。サンプリングの元ネタとか一切わかりません、わたし。
15曲目ではサンプリングな声に、音のすきまな空間たっぷりとりながら、それもなんかぶっつぶつにならない自然なすきまで、16曲目は簡素な低いビートと空間、そして17曲目でもサンプリングな声の反復と、うしろの音のぶつ切りかげんとか、この3曲の流れがすごく好き。
そして18曲目の声とぶつぶついう音の生々しさとアンビエント、19曲目のはかないドローンがたまらない。
20、21曲目のミニマルなシンセの螺旋感。
22曲目ではまた細切れぶつ切りなビートと声の絡み合いに、23曲目のピアノに声、そのうしろで飛び交うつぶれた音、一回ビートが走り抜けたり。そして24曲目ははかないアンビエント。
25曲目はうっすら歌声とときおり空間ゆがめるノイズに、またたく高音電子音がうつくしい。
26曲目は美女と野獣感。そして、最後はThe Internetという声の反復にギター爪弾きと、打撃音、煙たいドローンがゆったりとで、すべてがインターネット空間のなかのセカイということを伝えてくれてるような、ものがたりのおわり。

かなりはちゃめちゃなことやりながら、しっかりアンビエントとしてきけるっていう。いや、逆やも。アンビエントをやろうとして、そのまままっすぐだとそればっかりな周辺に飲み込まれるので、それを拒否するかのように、たくさんなゲームな音とかサンプリングを重ねてポップな感覚の音にしあげているし、そのバランスが、すごい。
そしてそういったゲームコンセプトなかんじのものともまた異質なのは、アンビエントな部分がすばらしくよいからなのかしら。+you名義のんもすごくよかったわけだし。
そして、ものは売り切れて。

Exo Tapesからな+you名義のんがTMTなどでは騒がれてるのに、日本のブログとかではなくメディアでどこかかいたとこあるんだろうか。そして今作も。
でもね、サクマさんがリミックスで声かけたりとか、+youのんはVapor Drawingさんにちゃんとかかれてあったりとか、みてるひと、きいてるひとはきいてるし、気にしなくってよいとおもいます。みられたくないひとにみられてるっていうつらさもあるんだろうけれど。
そしてGood Willsmithに、Holly Waxwingにと、こちらが好きな海の向こうのひとたちがわけへだてなく接してくれてるので、それでよいんじゃあないかしらとおもう。日本っていう枠では狭いし、そして同じくなひとたちがいて、しー没さんとか山ぐっちなひととか、それでどんどん日本枠を無視してセカイに届けてほしいなと勝手におもってるんだけれど、ちゃんとそういうのをとりあげるようなメディアがなくって残念、と考えてらっしゃるあたりが、すごいとおもう。わたしはかいてる期間って長いけれども、そういうのんが足りない。
すごいすごいいいすぎだけれど、ほんとすごいし、ブロガー出身だとか気にせず、というかそれが海の向こうではけっこうあることなわけだし、臆せずつきすすんでほしい。



ちょうどきのうD/P/Iが嫁にささげたあたらしいミックス(というかコラージュ集って本人かいてるけれども)が公開されていて、そちらはまた先へいったな、っていうかんじはあまりなかったけれども、好きな音だったり、それとあわせてきくべきだとおもいます。

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