2015年10月24日土曜日

Sun Araw & Matthewdavid “LIVEPHREAXXX!” , Dem Hunger “Caveman Smack” ,Ssaliva “Thought Has Wings” (Leaving Records)


水曜日。
Meditationsさんからの届きもの、なうちの3本。
Leaving Recordsがカセットストアー・デイ向けにだした再発3本。
CSDに関してはさんざん文句をいってたクセして、まんまと買ってます。欲しいのはこれくらいだったけれど。
再発ものなんで、簡単に、ざざんと。


Sun Araw & Matthewdavid “LIVEPHREAXXX!”
2010年作品。この頃ってまだ海のむこうからカセットテープを買う習慣ってなかった。エクスペリメンタル方面、ポスクラ方面のCDやレコードはやたら買ってたけど。Warszawaさんにはいったので気になるものをちょこちょこ買ってたくらいで。Sun ArkのサイトみててJカードはめっちゃ記憶に残ってる。On Patrolなころで、なんやねんこれとけらけら笑ってきいてた時期。内容をきいたら、そこからつぎのより意味不明になったダブとよくわかんないシンセなかんじにもつながる反復サイケで、その頃すでにでてた音源よりもいまな雰囲気にもっと近い。この頃買ったMatthewdavidのフロッピーなケース入りCDとか名作だったな、とかおもいだしたり。
で、このカセット、ケース砕けてきまして。
すこしまえにかいたけれど、よいテープはいつも砕けて届く。



Dem Hunger “Caveman Smack”
のちのWanda Group、Luis Johnstoneです。
このひとも名義いろいろ。IndoleからCDでてたけど、Ape Explolerのカセットついでに注文したつもりが別のCD注文してて、泣いてる。
いまよりもサイケデリック色が強い。南国感に変異シンセの波打ち、唐突な音の変化に、鼓動のようなビートと宇宙シンセの交信などなど、ただサイケデリックな音の質感とはちがって、うっすらビート感にサンプリング、さわつきかげんがいまにも通じるし、いま新作ででてもかっこうよい。



Ssaliva “Thought Has Wings”
ちょうどあたらしいのんがでるタイミングで、これを。この3本を選んだあたりがすごいなと。
ゆるいかんじ。
Meditationsさんの紹介文にヴェイパー前夜感ということばがあったけれど、ちょっとぎらついた80年代な音を音像がもやもやとゆらめくしゆらめきと同時にうっすら変調、そしてもやがはれて一気にファンク感だしてみたとおもったらフェイドアウトしたりとか。きょねんNot Not FunからだしてたEleventeen Estonとかそういうかんじ。若干ゆるすぎてこのひとがやってるのかただサンプリングしてきてるのかよくわかんないくらいにもやっとしてる心地よさ。


CSD限定、とかいいながら200本とけっこうな数です。
今回ダメでもまた入荷あるんじゃあないかしら。
カセットテープ、200本ってかなり多いほうです。
よいものだと、100本くらいでちょうどな気がします。Aughtってはやいけれど、何本なんだろう。アイコンの出現ぷりから100本くらい? それで1日でなくなるってすごいな。
20本くらいから50本くらいが、なんかつぎにつながる感。いままでいっとうすくないのは10本だったけれど、そんなん友達に配ったら終わりやんレベルだからFrancesco de Galloさまは勝手にともだちとおもってるっていう無理からな解釈。


で。
再発でますね、っていうはなしを土星のひととしてたら、あちら、もとのん持ってますよ、と。
すごいです。わたしなんかよりもカセット闇が深いとおもいます。
わたしがブログかいてたりTwitterでいろいろかいてたりするから悪目立ちしてるだけで、BLさんまわりには土星のひとをはじめ、こちらなんかよりもすごいひと、たくさんなんです。
レコードでいったならみんなわたしよりもたくさん買ってるし。そしてずっととりあげてたコペンハーゲン周辺はいまやふつうにファッション雑誌でみかけるくらいになってるし。Oggiにまででてるあたり、もう。
そのBLさん周辺でなにかしらが起こってないわけなくって、でも、それってなかなかセカイに対して目にみえるところではなく、それをちゃんとすくいあげてくれてるのがBorderという雑誌だとおもいます。なにか起こってる記録で、そこからまたさらに起こるような起爆剤感。
それをじぶんの金銭でつくってらしゃるというところがいっとう狂ってるんだけれど。すごいことだとおもう。

24日土曜日、第2号がBIG LOVEさんでまず発売されます。
わたしはカセットテープのデザインなところで、持ってるカセットテープの提供と、キャプションをかかせていただいて。もっとかかせていただくはずだったけれど、こちらがパソコンない状態、どころかその日寝る場所も困る日々がちょうど重なってしまい、穴をあけてしまいまして。
『アイデア』371とはまたちがった視点でマツダさんがカセットテープのデザインについて語ってくれてるはずだとおもいます。ですので、ぜひBLさん店頭でまずは手に取って、手に取ったらほしくなるようなものなはずなんで、買ってください、ね。
こちら、ほんと一読者として、めちゃくちゃにたのしみ。

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