2024年11月15日金曜日

マサカー500回

 K/A/T/O MASSACRE

もうすこしたってしまったけれども、マサカー500回でDJさせていただきました。

はじめによんでもらえたのが2016年の3月2日の63回で、ちょうど原宿のラフォーレの裏あたりにあった実店舗を閉めて、マサカー自体を隔週から毎週開催になったタイミングで、はじめて遊びに行ったのはいつだろう、2015年の秋ころだとおもう。Circusの場所にあったクラブでHakobuneさんに紹介していただいたんだけれど、めちゃくちゃに酔っ払って気さくにはなしてて、すごいひといるなとおもい、ちょうどそのころ気になっていた脳Brainさん(当時はToplessdeathとか本名名義ででていた)がときどきでているときいて、行こうとなって。すこしたってまず店舗にいってみたらシラフだからめっちゃ暗くて。きっといまシラフでいるときよりもかなりダークで、びびった。

どの回だったか、ようやっとマサカーいってみたら、いまではかんがえられない、お客さんと演者がおなじくらいで、出演者もこちらとおなじくらいの年齢で35平均くらいかな、というラインナップ。

ちょうどこちらであたあたりで、CVNにLSTNGTや当時BIG LOVEまわりにいた若者たちがでるようになり、それまで別々に存在してたところが急速にまじわるかんじに。マウもちょうどおなじときにでてその路線もマサカーらしさ。

転機はHowie Leeがでたこと。そこからβだとすこし規模がっていう絶妙なラインの来日な方も増えてゆき。基本海外のカセットで出していたひとたちばかりきいてたから、ほんとこれでみられたひとたくさんで感謝。

いまの若者な流れでいうと、lIlIちゃんがでたあたりからTOKIO SHAMANまわりのひとがかなりでるようになって、そこから若いHiphopの子たちの流れができた気がする。


こちらはJesseやSwan Meat、あとAbsurdのひとたちとか、マサカーにきてるけれども宿泊費を抑えたいっていう方たちの民泊化してたコロナ前っていう。

なんかこういう関わり方ってインディだなと。別に音楽をやってなくったって、何かしら関われる。まぁ、DJもしてたし結局17回は呼んでもらえた。

カセットで変なテクノを流してるはじまり、よりハードコアなかんじになりながらポストインターネット、Deconstructed Club系になって、カセット熱も冷めてきて、データだけのものを買う割合が増えて、カセット期の最後のほうは、Bandcampでデータのみででてるものをわざわざ10分のカセットにダビングしてやってて意味がわからなくなり、一旦もうやめるってなって。

そででもちょこちょこ呼ばれたものをやりながら、なぜかEcco2kが出た回ははじめてCDJでやって、トランスからハードコアテクノ、トラップっていうかんじでいちばんまともな地点だった。

そのあとあたりからJesseの影響でみはじめたアニメとエロゲの音楽に傾いて、AirのBGMのほうをすこしまぜはじめたりしてて。NordOstくん、テレマビくんがではじめて、テレマビくんの初回のしっとりとしたアニメ曲の部分がよくってカトーさんからあのかんじで50分やってみませんか、っていうので全部アニメとエロゲ曲セットをやりはじめて。

ナードなかんじがけっこうマサカーやそのまわりでひとつの流れとしてできてきてちょうどそこに関われたかんじ。きっとアニクラとかいけばちゃんとしたひとたくさんだけれど、まわりでエクスペリメンタル解釈でやるひとがいなかったっていうだけで、基本トランスとエクスペリメンタル、アンビエントのひとなんて、そのあたりもまぜていき、イルミラージュ・ソーダにであってASMR、エロゲからのセリフサンプリングとか。みんなアニメとかエロゲのセリフや歌をはやくしたがるけれど、こちらはアンビエント化、エクスペリメンタル化させていきたかった。

ナードな流れもあっていいけど、もうそろそろこういうAVYSSとかマサカー内では違うかもってなってきたなとおもい、DARK ANIMAで卒業。卒業とかいいながら、Textureで一回限り復活するも、一番流したかった曲を失敗、もやっとしたところに、500回のお誘いがあって、はじまりの場所に骨を埋めることができた。終着点が寝息ASMR30分流しっぱなしななか、マサカーのやってる期間のじふんのなかでの流れを微音でかけてEvianで爆音にするっていうはちゃめちゃなかんじになったけれど。


サクマさんもそうだけど、カトーさんもかなり長い付き合いになってはいるけれど、プライベートをすごすわけでもなく、なんかあったら応援協力するし、それぞれの現場には行くしと、そういうよい距離感でいさせてもらえてるのがずっと並走できる理由のひとつでもあるし、それぞれ柔軟に変化していくし、その変化のなかにも大切な芯をもってるしと。いや、いっしょにがっつり飲んで話してとかしたらめちゃくちゃ楽しかったりするのかもだけれど。死ぬまでに1回くらいはやりたい。


とにかく、この8年って客としてもDJとしてもマサカーに生かされてたし、もちろんAVYSSと海法さんもだし、きっとこの3人のおかげでこちらもたちどまらず生きてるなというのがあって。あとはそこにあつまる若い方たちは感覚的にずっと影響を受けまくり助かってます。

なんか全方位への感謝みたいになってきたけれど、とりあえずマサカーのことだったと。こちらはとりあえず卒業したし、客、観測者としてこれからもかかわっていくので、からだには気をつけてがんばってください、ね。