2015年10月15日木曜日

V.A. “MDM C”, V.A. “MDM B”, Rolande Garros “Grand Slam” (MMODEMM)


ドイツなフランクフルトのMMODEMMから届きもの。





V8さんがbirdFriendからだしてるひとはいってるよとかかれてるのんで知ったんだけれど、Containerはいってるやん、そして5本組みって、と気分が高揚、そのまえのんも買いました。
特殊ケースに5組それぞれ1本ずつ計5本はいってるんだけれど、それぞれがシングルだし、7インチ的にB面はちがう曲とかではなく、AB面いっしょな曲っていう。Containerなんて3分にもならない曲だからね。5組あわせても25分になんないからね。c30で事足りるのに、5本でっていう無駄っぷり。かっこいい。

Cセット。
Containerは高速ハイハットに液状シンセの飛び散り、そこからノイズも巻き散らしながら、一気に疾走感。

Tlaotlonはうっすら靄ななか点滅する音と立体的なインダストリアルなノイズ、いちど空白がおとずれてからビートもはいってきて、さまざまな音がつぎからつぎと飛び交いながらもまっすぐダンス感、そしてもういちどのビートの変化もあったりと、構成のよさと音の飛び交いっぷり、1曲だけでもすばらしい。中盤と終盤の壮大さ。

Wilted WomanはbirdFriendからだしてて、っていう。あっ、まだ買ってない。ゆったり大振りダブなテクノにげしゃげしゃなサンプリングやらが重なってゆきと、よいです。bFのんも買わないと。

Salsa。知らない。リヨンのひとみたい。ミカさん知ってるかしら。もちろんなまえで検索してもほかのサルサがひっかかってたどりつかないです。サルサではなくファンク感あるよい調子で太いシンセがのしのし感。ハンドクラップ音もサルサ感ない。よいです。

SILF。知らない。ブダペストのひと。Farbwechselつながりなひとたち。べっきべきなシンセが太く黒くつきすすんでゆきます。だんだんとゆがみ、つぶれて黒光り感、かっこいい。



Bセット。
Hypnobeat。ちょうどきょうBLさんで2LPなん買ったHelena HauffとJames Dean Brownってひとの二人組。ライブ録音。けっこうゆったり目、ローファイに硬質にすすむシンセに、生音なのかしらなパーカッション音。

ほかは見事に知らない。
つぎにきいたのはF#X。わたしの大好きなf(x)ではない。ハンブルグのひとみたい。かなり手数の多い細かいビートのうえを液状なシンセが転がり回り、声サンプリングが反復。
Das Ding。ロッテルダムのひと。乾いたビートとアナログ感ある音の明滅、そこに牧歌的な音のつらなりのシンセが重ねられて。
Nika Son。ハンブルグのひと。フィールドレコーディングとこもったぶつぶつビート。
Windbreaker、はじまりっから極悪感あるシンセの突き進み。
あれ、クレジットが6組なってるけれども5本しかない、どういうこと? とおもったらF#XのB面に。
n-chtbttte。ウィーンのひと。ちょっとこもった太めな音のゆったりテクノ。アナログシンセ感ある感触がよい。

Cセットが太く黒くな音で、すべてツボだったため、比べてしまうとBのほうは少し軽く弱いかしら。だからしぜんと説明も粗いです。




いっしょにでていたRolande Garros “Grand Slam” も。
で、これ、Jカードのデザインがよいのね。5本組だして、なんかおかしいここ、っていうだけではない。
でも、Wimbledon、French Open、Australian Open、Flushing Meadowsっていう曲名で、この名義でこの先なんかすることはないだろうっていう覚悟がみてとれて、よい。
テニスな音のサンプリングに重なるシンセの音にトツゼンにロッキーのような青春スポーツ映画につかわれそうな大袈裟展開。そのあとも80年代スポーツドラマのサントラをアナログシンセの質感がたっぷりでつくったような展開。そしてとてもよくできてるし、メロディがとてもよい。なんかほかの名義でもやってたりなひとなのかしら。



そして。ホームページも一切なにもできなくって、よいです。
いまっぽい文字のつかい方に、むかしな質感の四角がたくさん。
実際集めてるひともよいけれども、無駄に5本組みとか、謎すぎるRolande Garrosとか、音がっていうよりもかなりアートよりなレーベルの魅せ方で、これはこれでたのしい。

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