2017年10月19日木曜日

西麻布Snow Contemporaryでのuraunyの展示、uuuurrrraaaauuuunnnnyyyyをみてきました。

はいったら、おっきな鉄枠のうえにおっきなガラス板、そこに散らばった肉塊のようなものたち、床にはアメリカンフットボールの写真がプリントされた巨大な紙。その足元にはスピーカーが置かれて、ak.による音楽が。
肉塊にはそれぞれ機械のようなものがつきささっていて。

肉塊の写真が1ページずつおっきくうつったファイルをわたされ、そこにはなまえとアップの皮膚のような写真が。
そのなまえのひとのその写真にうつったどこかしらの皮膚からどうにかして抽出し、蒸留した体液を、肉塊にもささっているVapeという蒸気タバコの器具で口から吸うっていう。
で、実際に吸ってみました。肉塊にsという文字のタトゥーのはいったひとのん。
ひとによってかなりかんじかた、あとその元のひとの個体差などもあったりで味が違うらしいんですが、吸った瞬間ははそんなにかんじないけれど、すぐあとに風邪をひいたときのじぶんの痰がからんでる口腔内の味、ってかんじがして、涙がでました。
いっしょな星川のん、あとちょうどそのばにいはったひとのはそんなでもないみたいで、吸うひとの状態とか相性とかもあるらしいです。

本人からたくさん説明をきけて。いったひとはききながらたのしむべきだとおもうんで、あんまりはかきませんが、一見散乱しているけれどもその配置の仕組み、その配置にあわせて音楽も数種類あってと。
そしてインスタなどにのせたい欲求、でも限られた角度からしかちゃんと全体像がつかめなくって、その角度からだとうつらないところがあってとか計算されてたりとか。

知らないひとの体液を吸う、っていう行為が非日常すぎ、官能的っていえばそうだけれど、ものすごく混乱するし、SNSなしくみになぞらえていて、知らないひととつながるその方法が文章や写真ではなく、体液っていう味覚と嗅覚でそのひとの情報を得るっていう、インターネットの先にあるかんじ。

蒸留したのがパープルームで知ってからことしいっとうかっこいいとおもった小宮さんっていう特殊技術感。

帰宅してから冷静にかんがえてみて、ほんとうに体液なのかしらくらいにおもえたりもするけれども、肉塊を模倣したものが散らばるのをまえにして吸うのだから、それがどうであっても衝撃はあります。

みために、音に、そして匂いと味に、そしてしかけをきいて頭にと、全感覚せめてくるかんじで、めちゃくちゃにたのしかったです、ぜひ。

DJなときも、DJしてるふりしてまったくうごかずにあらかじめミックスしてるのをながしてるだけとか、ほんといつもおもしろい。

知らないひとの体液なんか摂取してしまい、そのひとが憑依したのか、そのあとすぐちかくの19時ぎなにぎわう六本木交差点でふだんおだやかな星川とわたしが声をあらげて喧嘩してまわりの知らないあそんでそうなサラリー・マンに心配されて声かけられるっていうのも、きっと展示の続き。そのあとマサカーいって仲直りしてますので、ご心配なくです、よ。


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