2015年5月1日金曜日

Eugene Ward “Paint En Pointe” (Where To Now?)


もう眠い、けれど、これはかいておきたい、すごいです。


Eugene Ward “Paint En Pointe”
きょねんのベストカセットレーベル、UKのWhere To Now? が初なLP。
RecknoにThe Trilogy TapesからだしてるオーストラリアのTuff Shermが本名名義で。
コンテンポラリー・ダンスの公演向けにつくられた曲たち。ちょっとおかしいテクノなひとが、本気で踊るための音楽つくって、それをLP化っていう、たのしみすぎてたまらず直接注文だったんだけれど、音もすごいことに。
アシッドなかんじ、ちょっと踏み外してゆるくたのしいかんじがイメイジだったけれど、そういうのんを削ぎ落としてきて、かなり乾いた鳴りに。
はじめの弱いサイレンのようなはじまりから、深く乾いたビート、すこしアシッドなシンセが加わるも、ざらついた質感のノイズがかさなったり、ハイハット音にと、かなりおさえて。
パーカッションなビートにゆっくりとやっぱりすこしアシッドな音質のシンセの絡みから、のしのし感、乾いた音、そしてそれらが時折静止するかんじ。
はちゃめちに細やかに輝きながら転がる電子音の暴発から、しずかにのしのし、かわいた音のビートに変化して、トツゼンに高速化とか。
声サンプリングを細切れにしてビートを、そこに液状シンセが跳ね回ってとか、最高です。

けっこう早めの乾いたビートの応酬やら、ゆったりとアシッドな展開もみせつつも、のしのし低音と空間、そして乾いたビートの変化変化で、コンテンポラリー・ダンス向けとかいうとすこしアカデミックな方面へいってしまったのかとおもいきや、いままでの流れを深化させてきてて、すごいし、引きすぎずしっかり攻めるし、ところどころの変な音づかいもたのしいし。
ひとりぎきのダンスミュージックに最適、でもふつうにながれてても踊れもするし。
これをだすこのレーベルもすごい。デザインもレコードになっても文字づかいかっこうよいし。ベストカセットレーベル、どころではなくベストレーベル化しつつあります。


ダンスの動画もたどればたくさんでてきます。



0 件のコメント:

コメントを投稿