2015年5月22日金曜日

Smurphy “A Shapeless Pool of Lovery Pale Colurs Suspended in the Darkness” (Leaving Records)


2月。
D/P/IのAlexが来日したとき、わたしとAlexはなぜか恋人のはなしをたくさんしました。ちょうど、dublab.jpの特番のときにわたしの恋人もきていて、いっしょにはなして、KATAでのライブのとき、はじまるまえにAlexといろいろはなしたときも、音楽のはなしをせずにお互いの恋人のはなしばかりしてて。あとはしー没さんのはなしね。
そして、きょうの届きもの。



Smurphy “A Shapeless Pool of Lovery Pale Colurs Suspended in the Darkness”
Leaving Recordsから。
メキシコのNAAFIで活動してた子。いまはLAにいるんだけれど、それは前書きのところから察して。
紙スリーブ、とくに裏側がかわゆくてよい。デザインの傾向が彼氏と近いです。

A面。
かなり深いダブな歌声はじまり、そのずぶずぶなところで溺れるように乾いたビートが重なって、ブラス音色が吹き鳴らされたと同時にビートが加速してゆき、ときおりのエレクトリックな音のアクセントもはいりながら、すべてがずぶずぶに。
ずぶずぶな沼がしばらく続いたあと、電子なノイズが深いところで軽く火花を散らして、ゆったりとしたドラミングにまた残像たっぷりな歌。
そしてころころとしたビートの反復と抜けのよい声、そしてなにかしらのラップを細切れに重ねてゆき、音は厚くないんだけれど、さまざまな音つぎからつぎに転がってでてきて。
ローファイなシンセに細切れな声、ころころ転がるビートにダブな声の重なりとふわふわとしながらも、ビートが切れていて、そのビートが重ねられふくらんでいって、最後シンセもかなり重なって、それもずったずたになってゆき、かなりおもしろいです。

B面。
乾いたパーカッション音色なビートに変調声、低音のドローンのようなおおきなうねり、抑えた展開ながらもところどころでシンセにビートもダブダブだし、飛び込んでくるタイミングも自由すぎてたのしい。
PC感ある電子音のうごめきと、反響たっぷりな声による暗黒で乾いた空間から、ビートが細かく素早く打ち込まれてきてJuke展開、でもそこにはダブな声とぶりぶりいってるなんだろう、ブラスのような音のゆるい反復、そしてそのままJukeな打ち込みなビートは南国感ある音のつらなりにかわってゆきとかなり自由な展開。
そしてカンテレのような音色のシンセが過剰に重なりぼやけてゆき、水の音がこぼれるなかふわふわとした音の反復。
Ramziにも通じる、全体のダブ感にビートのおもしろさと自由さ。こちらのほうがところどころかなり抑えた展開になっていて。メキシコの明るさと暗黒さ(イメイジ)いちどきなかんじがプールの水のなか、ぷかぷかと浮かびあがってくるかんじ。
めっちゃよいです。
つぎはAlexといっしょに日本へきてください、ね。

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