2016年2月20日土曜日

Morkebla “Ono-Sendai Cyberspace” (Baroc Music)


Morkebla “Ono-Sendai Cyberspace”
ケルンのBaroc Musicから。
ビニイルバック入り、ってかいてあったんで、黒いビニイルで包装されてるのかとおもいきや、おもいっきりビニイル袋でした。紙のジャケットはなしです。ビニイルの表に紙が貼っつけられてて、その絵が若干長尾謙一郎。裏側になんかかいてるっぽいけど、これはがすとただのビニイルになっちゃうからはがせねぇ。
Where To Now? にRecknoにとUKなところからたくさんで、イタリア人だけれど、UK在住? とかおもいながらなAlberto RossoのMorkebla。映像的なゆったりサンプリングやらシンセドローンの重なるテクノ、っていうかんじでしたがこれまでは。
タイトルがサイバースペースで、なんかいままでの彼の作品がもっとはいってくるかんじ。
ちょっとローファイなサンプリングは郷愁とか人間味とかではなく、架空な空間だったんだっていう。映像的なのも、そうなのかと。
テープのような音のたゆたい、それがときどききゅるきゅると速度がかわって、異空間に引きずられ。2曲目、頭蓋に響くこもった低音と、なんか声のようなロボットのようにもきこえる音のつらなり、そこにクリアなハイハット音に、かなり打ち込んでくる打撃音と、今作はかなりビートが攻撃的。これまでの闇感というよりは黒さ多めな音の質で。でもバランスがおもしろい。
これまでのよりもすこし電子感あるドローン質な音と打撃を中心に、B面にはほぼビートのみでつくられてる曲もあったり。かなり打撃感あって。でも、そのビートも打ち込みまくらず、ところどころひいてくるかんじと、その裏でゆらめく黒い靄状のアンビエントはやっぱりMorkebla感。けっこう明るいめなニューエイジィな響きのシンセがビートとともに降り注ぐ曲もあったり。そうそう、このひと、ドローンやらニューエイジィな響きがむかしの近未来感あってよい。
サイバースペースっていってもいまなネットのセカイの、っていうかんじではなく、サイバーパンクにでてくる近未来、しかもその闇感。ネオンな高速の影でくりひろげられる男のセカイ感。
そして、Ono-Sendaiってなんですか? こんどきいてみよう。小野仙台? 小野ってなんですか?



きのう届いたHaunterからのNoumenoが銀色半透明ジップロックで、音はがびがびのしのしぶちぶちテクノで、こういう装丁が立て続けで、それぞれかっこいいな。Haunter、きょねんのいまごろSomecとなんかいちどきに注文しらんだけれど、届かないまま。でも、今回のんがかっこよかったから許します。
Hundebissもそうだけれど、どれもイタリアが絡んでて、Gang Of Ducksもそういえば真空パックなのとかいろいろだしてたり。黒いだけでなく、ぎらついてるかんじ。イタリア絡みはこういうところまでおもしろいから、イタリアのテクノは好きです、よ。

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