2016年3月8日火曜日

CVN “Matters” (Orange Milk Records)

いろいろと。
かくのが追いついてないんですが、きょうもばったばただったので、なんとかひとつだけでも。

今回の。
Orange Milkはものすごいです。いつもすごいけれども、いつもよりすごい。ひとつひとつちゃんとかきたいとおもいながら、DJな日からきいてるんだけれど、DJWWWWとCVNはことばが追いつかないです。そしてNVで落ち着いて眠るかんじ。

CVN “Matters”
ものすごいです。こんなんことしベストな勢いだろうっていう。
Dream Discからのんのはじまりでもオペラ声からで、今作もテープ逆回し音からピアノな音はじまりと、クラシカルな雰囲気はじまり、肉体に刃物が突き刺さる感じのずびび、っていう音が好き。そこからビートとクラシカルな雰囲気がよい。
Midbrainはゆるいビートから、靄とノイズがかったビートの大振り感。そこへ声の重なり、そして金属の摩擦音から強い光が一瞬射し込んで、音の重なりで加速してゆくかんじ。いや、速度は増してないのに、濃度が増して勢いづいてゆくかんじ、あとのMithrilもそうだけれど。濃度は増すけれども、空間はしっかりとタメがあってと、なんでこんなことができてるのかっていう、このかんじがたまらなくかっこいい。
Ceramic、先月いったJESSE RUINSのライブなときのカセットにもはいってました。うねるノイズにかつかつ高速な乾いた音、そこから暴発感ある細切れなビートと声とノイズ、ゆるやかに重なる電子音のつらなり。
Grey Matter、信号音のゆらめきとともに、破裂音と、その破裂の断片から立体的にはじけとぶ音、そしてそこの反復から宇宙空間がうまれてきたようにじょじょにドローンが空間を埋めていって。
そして先週なDJなときにかけさせていただいたんだけれど、先行できけてたMithrilね。細切れな音と、笑い声サンプリング、そこからタメ感あるビート。まえもかいたけれど、これまでの空間使いがほんのすこしズレるタメとなって吸収されてゆき、緊張感と鋭さを保ったままつぎからつぎにたたみかけてくるかんじ、ものすごいです。

Cloneでは一転してすこしリヴァーヴがかったのしのし大振りな打撃の反復で、Sir RidleyはIN HAのコンピレーションできけてたんだけれど、Cloneとの並びがよいな。空間がたっぷりななかから、オリエンタルな音のつらなりが突如ゆったり降り注いで。
Nigraのノイズのなかからの簡素なビートに降り注ぐ電子音やらのゆるいたわむれ、いま好きなかんじ。
Youth Slaughterで、悪そうなひとの声と、ガラスの割れる音感、中盤のオリエンタルな音と呼吸困難感、そしてシンプルで生感ある打撃感の連打が好き。
そして最後はまた逆回しからなタメのある空間をともなったビートなんだけれど、そこに重なってゆく近未来ネオン街の壮大な景色を、どんどんと離れながら撮ってる感。

ぶつ切り感のあるもので、ずっとD/P/IのRICOがベストだったんだけれど、更新された気がします。
さまざまな音の飛び交いと、切り刻みで、情報量が多いのかすくないのんかよくわかんなくなるし、
ものすごく細やかに切り刻まれた音の破片が、ミリ単位なこれまた細やかなズレをともなって並べられてゆき、そのズレもかんじながらもまっすぐ耳に脳に直撃してくるかんじ。やっぱりことばが追いつかない。


JカードのデザインがDonnie Fredericksという方で、Keithな雰囲気を質感クリアに、3D化したような。


DJなときに流して気づいたんだけれど、Orange Milkのカセットはめっちゃ音がよい。
ちょうどOrange MilkのんはMASSAGEでもかかせていただいてるので、読んで! そしてちょうどMASSAGEにも記事が載ってたナイスショップスーさんに入荷してる! とつながりすぎます。

CVN、26日のwebのほうでライブです。UnderbarのほうではJESSE RUINS最終ライブだし、トウキョウのひとは、というか全国からみんなくればよいとおもいます。
余談ですがその前日は......ってもうよいですね。

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