2016年5月21日土曜日

Ice “Scream Club” , World War “jumz” (More Records)

ダメだ。
きのう、たくさん届いたし、たくさんいただいたのに、しごとから帰ったらすっかり疲弊していて、Kedr Livanskiyがなぜだかフランス語でラップしてるのんを延々とくり返してるだけで時間がすぎてゆき、寝落ち。まとまったことふたつくらいかきたいことあるんだけれど、ちょっとどこにもでずにこもる日みたいなんつくらないとだめね。


きのうの届きものうち2本。
More Recordsから。大宮ではない。Wilted Womanをきいて気になって検索してみたらここから出してると知り、売り切れてたんだけれど、つぎにVia Appちゃんだす、っていうのんで待ち構えてたレーベル。予定のVia Appちゃんはでなかったんだけれど、2本買いましたとどきました。
ここはレーベルでJカードの雰囲気を統一しててよいですね。レーベルのをまとめて並べたときに、とてもよい。
レコードにしろ、カセットテープにしろ、部屋にものとして並べるんだから、ものとしてのよさもだいじです。でも紙質が薄くてつるんとしてた。


Ice “Scream Club”
このリリースで知ったIce fka black james。Lolito周辺な。周辺な、っていわれてもまだまだぴんとこないくらいのところなんですが。Primitive Languageあたりともつながるかんじ。
セント・ルイスのひとなのかしら。あのあたり、N.N.N. Cookもいたりと、変なひとがおおいのか?
ラッパーなひとの映像をつくっていたり、インターネットなうえに3Dなのやコラージュやら幅広いアート作品載っけてたりといろいろとやってるみたいで。
そして音は。
Buy Nowを押すにいたるまで、まったく知らないときも数秒しか試聴しないんですが、印象ではGrimesからポップな要素を抜いたような。それだともうなんも残らないですけれど。
きゅきゅきゅきゅしぼりあげてくる早急なビートに重なる、うたに満たないくらいのささやき声、そしてその声は音質自体もこもっててローファイで、幾重にも重なってて、つきすすむクリアな電子音とは別のセカイな。Chicklette方面とはちがう、あらたなカラオケ感。
アンビエントな要素とチープな単音電子音のゆるい音のつらなりに鋭角なビートっていう組み合わせ。いま好きなかんじ。このひとはもっとヘンだけれど。
いきなりなバンジョー演奏とフィールドレコーディング、これも本人が弾いてるんだけれど、そんなのが挟まれながら、またかなり早急なビートとそこをうわすべりしてゆく声な曲。A面20分だけで盛りだくさん。
B面はさらにはちゃめちゃです。すっかすかなビートと不穏なシンセにラップはじまりから、男のラッパーも参加だし、がびがび声からピアノに会話サンプリング、そして叫びまくる早急で重いビートなのとか、そしてすごく穏やかなバンジョーなフォークと子どもな声でおわってゆくっていう、展開がずっとなんやねんこれとなります。

ちょっとまえから。
James KにこのIceにと、アートワークの雰囲気からイメイジするのよりはけっこうクールな印象の見た目なひとが気になります。女子の好みが変わってきてまして。いや、たまたまだけれど。女子はたいがい好き。
女子がシンセひいてて、ってだけでたいがいは好きなんですが、最近は声とビートとの距離感があるものが気に入ってて、といってもJames Kを気にいってるだけですが。女子に限らずGobbyとかもだけど、かなり入り組んでいながらおかしなことしながらもポップな要素を保ってるこのあたりの雰囲気好きです。



World War “jumz”
こちらもどんなひとか知らないまま。
打撃反復なEnrique系なテクノかなかおもいながら買ってみたけれど、そして実際そういう雰囲気もあるんだけれど、もっとForm A Logとかのようなおかしな要素おおめ。
A面はノイズとのたうちまわる打撃感とForm A LogやContainer感。
B面、ブラスの音なのっそりとしたはじまりにノイズな打撃とその打撃すらもおおいつくすかすれたノイズが全体をおおってゆき。そこから発狂するように音階があがってゆくところがたのしい。そして真っ暗な空間でおっさんが屁をかましてるような、空間がたっぷりで遅すぎるシンセの暴発、そして単調でずれたドラムと信号音のみな最後。
かなり意味わからないです、たのしい。

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